ライセンス・メトリックの未加工の使用状況

9.2.1 以降で使用可能。.slmtag ファイルを配信する製品のライセンス・メトリックの使用状況に関する情報は、「リソース使用状況」レポートに示されます。レポートに表示されるデータは集約されません。つまり、製品が 5 つのライセンス・メトリックを使用できる場合、その製品についてレポートには 5 つの行が表示されます。さらに、ご使用条件で定義されたメトリックだけではなく、製品について使用可能なすべてのメトリックが表示されます。

未加工の使用状況データを収集するには、リソース使用状況スキャンを実行します。デフォルト・スキャン構成を有効にした場合、このスキャンは自動的にスケジュールされます。そうしていない場合は、手動で有効にします。詳しくは、こちらを参照してください:ソフトウェア・スキャンの開始

.slmtag ファイルを配信する IBM 製品のリストについては、以下を参照してください。リソース使用状況測定コミュニティー

リソース使用状況レポート
1 保存期間の設定
リソース使用状況データの量を削減するには、データがデータベースから削除されるまでの保存期間を設定します。詳しくは、こちらを参照してください:未加工の使用状況データのデータ保存期間の構成
2 履歴のエクスポート
履歴は、指定期間における製品ごとの各ライセンス・メトリックの平均および最大使用状況に関する初期処理データを提供します。これは、ユーザー・インターフェースで表示されるデータのみが含まれる CSV または PDF へのエクスポートとは異なります。
3 メトリック・タイプおよびメトリック・サブタイプ
製品が使用するライセンス・メトリックのタイプおよびサブタイプ。このレポートは、PVU、RVU MAPC、またはインストール・シート・メトリックを使用している製品は表示しません。そのような製品を表示するには、「すべてのメトリック」レポートを開きます。
4 最初に測定されたもの/最後に測定されたもの
各メトリックの初回および前回のレポート日時。
5 最大トレンド値
各ライセンス・メトリックの過去 30 日間の最大使用量。ある特定の製品が未使用であるか、リソース使用状況データが使用できないか、データが 30 日を経過した場合、値は 0 です。
6 最大トレンド値の履歴
過去 30 日間の最大使用量のトレンド値。グラフが一定の期間 0 を示している場合は、データがない、またはこの期間中はライセンス使用がなかったことを意味します。どのケースが該当するかを識別するには、「履歴のエクスポート」をクリックして、レポートをファイルに保存します。次に、ファイルを開き、ユーザー・インターフェースで 0 を示しているエントリーがファイルでも 0 を示しているかを調べます。そのような場合は、この期間中のライセンス使用率が 0であることを意味します。そのような項目がない場合、この期間のデータは報告されませんでした。

データの集約

ご使用条件に従ってデータを集約する場合は、ライセンス・メトリック使用状況の履歴をエクスポートし、それを BigFix Inventory の外部で集約します。リソース使用状況レポートで必要なすべてのフィルターを適用し、「履歴のエクスポート」をクリックします。ご使用のコンピューターに csvhistory.zip ファイルがダウンロードされます。これには、製品ごとの各ライセンス・メトリックの平均および最大使用量に関する初期処理データを提供する export_history.csv ファイルが含まれています。

IBM Product は、1 時間あたりに同時にそのアプリケーションにログインしたユーザーの数に基づいてライセンスを受けるアプリケーションです。 BigFix Product の .slmtag ファイルから取得されたライセンス・メトリック使用状況データ は、BigFix 製品に固有の. slmtag ファイルから取得されるライセンス・メトリックの使用状況を視覚化したものです。
1. BigFix Product の .slmtag ファイルから取得されたライセンス・メトリック使用状況データ
BigFix Product について取得されるライセンス・メトリックの使用状況を示す棒グラフ。
このデータは初期処理が行われ、ライセンス・メトリックの 1 日の平均使用量が計算されます。最大使用率に関する情報 (その値と時間を含む) は保持されます。初期処理後の BigFix Product のライセンス・メトリック使用状況データ は、初期処理後の BigFix Product のライセンス・メトリック使用状況データを視覚化したものです。この図は、平均 4 ユーザーがアプリケーションに同時にログインしたことを示しています。最大使用量は 2:00 p.m. から 3:00 p.m. の間であり、このときは 10 ユーザーが BigFix Product に同時にログインしました。
2. 初期処理後の BigFix Product のライセンス・メトリック使用状況データ
初期処理後の BigFix Product のライセンス・メトリック使用状況を示す棒グラフ。
export_history.csv ファイルには、初期処理後のライセンス・メトリック使用状況データが含まれています。このファイルには、インフラストラクチャー内のエンドポイントから収集されたすべてのデータが含まれているわけではありません。初期処理後の BigFix Product のライセンス・メトリック使用状況データ に示されているデータに対応する export_history.csv ファイルのフラグメントが export_history.csv ファイルのフラグメント に表示されます。1 行目は、ピーク前の平均ライセンス・メトリック使用量に相当します。2 行目は、ピーク値に相当します。3 行目は、ピーク値の後の平均使用量に相当します。
1. export_history.csv ファイルのフラグメント

4 行 7 列の単純な表。

コンピューター名 ソフトウェア名 メトリック・タイプ メトリック・サブタイプ 開始時刻 (UTC 0) 終了時刻 (UTC 0)
VMW00912 IBM Product CONCURRENT_USER 2015-06-20 00:00:00.0 2015-06-20 14:00:00.0 4
VMW00912 IBM Product CONCURRENT_USER 2015-06-20 14:00:00.0 2015-06-20 15:00:00.0 10
VMW00912 IBM Product CONCURRENT_USER 2015-06-20 15:00:00.0 2015-06-21 00:00:00.0 4