ライセンス・メトリック使用状況

ライセンス・メトリック使用状況に関する情報の主なソースは、「すべてのメトリック」レポートです。すべての製品について、メトリックしきい値を指定して、メトリック使用状況が予想を上回っているのか、下回っているのかを確認できます。このレポートのスナップショットを作成し、監査のために保管することもできます。

レポートの概要

1 9.2.4 事前定義されたレポート・ビュー
事前定義されたレポート・ビューにより、フィルターに掛けられた情報に迅速にアクセスできます。これらのレポートの送信をスケジュールし、デフォルト・ビューとして設定することができます。ただし、これらのビューを変更することはできません。
2 9.2.9 しきい値とカスタム・フィールド
カスタム・フィールドを使用すると、ユーザーの組織に関する詳細を追加して、ソフトウェア製品に関連する情報を拡張できます。これにより、この情報を使用してレポートのフィルタリングとソートが可能になり、可変の基準に基づいて製品をグループ化できます。カスタム・フィールドに指定された値は、特定のライセンス・メトリックを使用する選択された製品に適用されます。また、この値はユーザーに割り当てられているコンピューター・グループ内でのみ適用されます。詳しくは、こちらを参照してください:ライセンス・メトリック・レポートへのカスタム情報の追加
またメニューを使用して、「しきい値」列の場合と同じ方法でライセンス・メトリックしきい値を設定することもできます。
3 製品名
ライセンス交付を受けている製品の名前。PVU または RVU MAPC メトリックを使用している製品のリンクをクリックすると、レポートの次のレベルに、メトリック数量が最大のときに製品がインストールされていたサーバーが表示されます。

その他の製品をクリックすると、次のレベルに、今はもうインストールされていない過去のインスタンスを含む、すべての製品コンポーネントのインスタンスが表示されます。メトリック数量が最大だったときにインストールされていたコンポーネント・インスタンスのリストを表示するには、監査スナップショットを生成します。

4 メトリック
製品に割り当てられているライセンス・メトリック。このメトリックは次の 3 つのカテゴリーに分類されます。
  • 使用状況の計算に使用されるメトリック。以下が含まれます。
    • インストール・インスタンス
    • プロセッサー・バリュー・ユニット (PVU)
    • リソース・バリュー・ユニット (RVU MAPC)
    • 仮想プロセッサー・コア (VPC)
  • 使用状況の計算がまだサポートされていないメトリック。
  • メトリックが不明

ライセンス・メトリックについて詳しくは、以下を参照してください。レポートされるライセンス・メトリック

ヒント: メトリック使用状況が計算される製品のみを表示するには、「レポート・ビューの管理」アイコン レポート・ビューの管理アイコン の上にカーソルを移動し、「ビューの設定」をクリックします。次に、以下のフィルターを設定します。Metric Quantitygreater than or equal to0
5 10.0.1 FlexPoint バンドルまたは Cloud Pak バンドル
製品とそのコンポーネントが割り当てられる FlexPoint バンドルまたは Cloud Pak。詳しくは、こちらを参照してください:
6 メトリック数量

指定期間に製品が使用したメトリック単位の最大数。値 <n/a> は、このメトリックについては数量が計算されないことを示します。

以下のアイコンは、メトリック数量を最新の状態に保つために、追加のアクションが必要であることを示します。
  • 赤色の正方形 (赤い色の正方形アイコン) は、製品のメトリック値に影響するアクションが実行されたため、製品のメトリック数量を更新する必要があることを示しています。例えば、コンポーネントが当該製品に割り当てられた場合などです。メトリック数量を更新するには、「再計算」をクリックします。上部メニュー・バーの下に再計算の進行状況が表示されます。
  • 感嘆符 (警告アイコン) は、少なくとも 1 つの VM マネージャーからのインベントリー・データが正しく報告されないため、メトリック数量が正しく計算されていない可能性があることを示しています。この問題を解決するには、すべての VM マネージャーが構成されていることを確認してください。詳しくは、こちらを参照してください:集中モードでの VM マネージャーの追加 または 分散モードでの VM マネージャーの追加
7 9.2.4 しきい値
コンピューター・グループ内で製品が使用できるメトリック単位の最大数。値は手動で設定されます。詳しくは、こちらを参照してください:ライセンス・メトリックのしきい値の設定
8 9.2.4 しきい値の差分
しきい値とメトリック数量の差。これは、メトリック使用量が、手動で設定されたしきい値を上回っているか、下回っているかを示します。以下の値は、差分を計算できないことを示します。
  • <no data> は、しきい値が設定されていないことを示します。
  • <n/a> は、メトリック数量が計算されない製品にしきい値が設定されていたことを示します。
9 インポートされた部品番号
購入した製品を表す部品番号。詳しくは、こちらを参照してください:部品番号
10 メトリック数量履歴
指定期間におけるメトリック使用状況の変更の履歴。メトリック数量が計算されない製品の場合、履歴は使用できません。
注: メトリックを使用する製品は、以下の条件がすべて満たされる場合「すべてのメトリック」パネルに表示されます。
  • 製品およびメトリックにバンドルされ、選択したレポート期間で検出され、抑止されていないコンポーネント・インスタンスがある。
  • コンポーネント・インスタンス、製品、メトリック間の関係に対する課金がある。
  • メトリックが IBM メトリック (PVU、RVU、VPC、インストール・インスタンスなど) である場合、製品のベンダーは IBM でなければならない。例えば、これらのメトリックのメトリック計算は IBM 製品にのみ適用されます。
  • 再計算が保留中でない。つまり「再計算」ボタンが無効である。
  • 指定されたコンピューター・グループでメトリック計算が有効になっている。

コンポーネントを製品とメトリックにバンドルするには、メトリックと製品の間に関係が存在することを確認します (「製品とメトリック」パネル)。製品にバンドルされているコンポーネント・インスタンスとメトリックの目的関係が課金されるかどうかの情報は、「課金対象」列の「ソフトウェア分類」パネルで確認できます。メトリック数量は、メトリックが BigFix Inventory によって自動的に計算されない場合は使用できません。この場合、メトリックを使用する製品は、「すべてのメトリック」パネルに数量が「<n/a>」としてリストされる場合があり、この値は手動で更新できます。