ビジネスカードのセットアップ

ユーザーがチャット・ウィンドウまたは連絡先リストで名前の上にマウス・ポインタを置いたときに各人のビジネス・カードの情報が表示されるように Sametime コミュニティー・サーバーを構成することができます。

このタスクについて

ビジネス・カードは、以下の 4 つのタイプのストレージ・リポジトリからユーザー情報にアクセスできます。
  • ネイティブの Domino® ディレクトリー
  • LDAP ディレクトリー (Domino LDAP ディレクトリーを含む)
  • カスタム Notes® アプリケーション
  • Connections プロファイル・アプリケーション
各リポジトリではユーザー情報の保管方法が異なるため、ユーザーが検索しやすいように、Sametime® にはブラックボックスと呼ばれる検索エンジンが保管タイプごとに用意されています。

ディレクトリー内の情報を使用すると、以下のリストから、ビジネス・カードに表示するフィールドを選択できます。

  • 写真
  • 名前
  • Company
  • E メール・アドレス
  • Telephone
  • アドレスまたはロケーション
  • Title

ビジネス・カードに関する問題をトラブルシューティングするには、「ビジネス・カードの問題の解決」を参照してください。

ビジネス・カードの計画

お使いのディレクトリー・タイプ (Domino ネイティブ・ディレクトリーまたは LDAP) と同じ 1 次リポジトリを 1 つ使用する必要があります。これは、コミュニティー・サーバーがユーザー情報を取得するために使用します。2 次リポジトリは必須ではありません。ユーザーに関する追加の情報を保持するために使用されます。

例:
  • LDAP ディレクトリーに写真がない場合、セカンダリ リポジトリを使用して写真を取得できます。
  • 認証する LDAP ディレクトリーにタイトルと電話番号が含まれていない場合、ネイティブの Domino ディレクトリーまたは Notes データベースから取得できます。

リポジトリごとに異なる方法で情報が格納され、Sametime にはブラック・ボックスと呼ばれる、各タイプをサポートする検索エンジンが用意されています。

ストレージでサポートされる 3 つのブラック・ボックスは以下のとおりです。
  • Notes - Domino ネイティブ・ディレクトリーの検索時に使用
  • LDAP - LDAP ディレクトリーの検索時に使用
  • Notes_custom_db - カスタマイズされた Notes データベースの検索時に使用

写真の計画

考慮事項:
  • 写真のサイズは 45K 未満 (10K を推奨) にする必要があり、写真のファイル・タイプとして .jpg と .gif がサポートされています。
  • Sametime Proxy サーバー経由のモバイルまたは Web クライアント用のビジネス・カードで写真が必要な場合は、Web サーバー または HCL Connections Profiles サーバーからホストされるなどの URL の形式である必要があります。
  • Sametime 11.6 ミーティング・サーバーでは Sametime Proxy サーバーの写真が使用されます。この写真は URL の形式にする必要があります。
ビジネス・カードに写真を含めるにはいくつかのオプションがあります。
  • Sametime が使用するプライマリ・ディレクトリー (ネイティブの Domino または LDAP)
    • 注: 写真をインポートするとディレクトリーのサイズが大幅に増える場合があります。サイズの増加は、 ディレクトリーを使用する他のアプリケーションのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
    • ネイティブの Domino ディレクトリーの場合、ユーザー文書に写真を含めることができます。
    • LDAP ディレクトリーの場合、属性内のユーザーの LDAP レコードに写真をインポートできます。
  • デュアル・リポジトリの場合、写真はプライマリ・ディレクトリーの外部に保管されます。
  • URL
    • 写真は、Web サーバー上でホストして、URL から取得できます。
    • HCL Connections Profiles サーバーから写真を取得します。

ユーザー情報の保管場所を特定したら、該当するトピックに進んでビジネス・カードを構成します。