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調整
リソースバランシングと Activity Trends、Server.Load コマンド、詳細データベースプロパティ、クラスタ統計、Server Health Monitor を使用して、HCL Domino® サーバー、Domino Web サーバー、メッセージングのパフォーマンスを改善する際には、この情報を参考にしてください。
Server.Load ツール
Server.Load は容量計画ツールで、テスト対象の Domino® サーバーの容量や応答時間を測定できます (テストは「スクリプト」や「ワークロード」と呼ばれることもあります)。
Server.Load コマンド
Server.Load スクリプトは、単純なコマンド言語である Server.Load 仕様言語で書かれたステートメントで構成されます。
SetContextStatus コマンド
Server.Load スクリプトで使用し、内容の繰り返しのステータスを設定します。

調整
リソースバランシングと Activity Trends、Server.Load コマンド、詳細データベースプロパティ、クラスタ統計、Server Health Monitor を使用して、HCL Domino® サーバー、Domino Web サーバー、メッセージングのパフォーマンスを改善する際には、この情報を参考にしてください。
- リソースバランシングと Activity Trends
  Domino® サーバーのリソースは、システムアクティビティとユーザーアクティビティの 2 つのために使用されます。サーバーを実行し続けるために Domino が消費するプロセッサ、ディスク、メモリ、ネットワークの量を含むシステムアクティビティは、システムが健全でスムーズに実行されている場合、固定量のアクティビティです。Domino サーバーは通常、実行に必要な適度の割合のリソースを使用します。残りのサーバーのキャパシティは、サーバー上のデータの有用性によって変わる、ユーザーアクティビティをサポートするために使用されます。
- Server.Load ツール
  Server.Load は容量計画ツールで、テスト対象の Domino® サーバーの容量や応答時間を測定できます (テストは「スクリプト」や「ワークロード」と呼ばれることもあります)。
  - Server.Load エージェント
    Server.Load は、エージェント一式を NAMAGENT.NSF ファイルに組み込みます。このファイルは最初に Domino® Administrator クライアントのデータディレクトリにインストールされます。このリストの最初のエージェント、Create NotesBench Mail Person Documents は、ユーザー文書のワークロードの設定と HTTP パスワードの設定に使用します。その他のエージェントは、ワークロード設定を修復および変更するために使用します。
  - Server.Load の測定基準とメッセージング統計
    テストを実行すると、スクリプトとサーバー統計の各種測定基準を表示でき、必要に応じてテスト出力を個別のファイルに保存できます。サーバー統計の測定基準は、Domino® サーバーによって生成されます。スクリプトの測定基準は Server.Load のコマンド名と同じであり、そのコマンドのパフォーマンスを表示します。たとえば Add 測定基準を選択すると、Add コマンドの結果が [Metrics] ウィンドウに表示されます。
  - Server.Load を使用するためにクライアントとサーバーを設定する
    Server.Load を使用するには、Server Under Test (SUT) に Domino® サーバーをインストールし、各クライアントに Domino Administrator クライアントと Server Load Utility をインストールする必要があります。
  - Server.Load の組み込みスクリプトとカスタムスクリプト
    Server.Load には、スクリプトがセットで組み込まれています。しかし、ゼロの状態からカスタムスクリプトを作成することもできます。
  - 組み込み Server.Load ワークロードを実行する
    Server.Load には、多数の組み込みワークロードと初期化ワークロードが含まれています。
  - Server.Load コマンド
    Server.Load スクリプトは、単純なコマンド言語である Server.Load 仕様言語で書かれたステートメントで構成されます。
    - @Else コマンド
      Server.Load スクリプトで @If コマンドと共に使用します。
    - @EndIf コマンド
      Server.Load スクリプトで @If コマンドと共に使用します。
    - @If コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、[Value] が 0 以外の値の場合に [Commands] を実行します。複数のコマンドを実行したり、@Else 条件を使用する場合に @if を使用します。
    - Add コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、a の値に応じてデータベースに新しい文書を作成します。
    - BeginCrit コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、スクリプトの critical 領域の開始位置にマークを付けることができます。
    - BeginLoop コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ループの開始位置と Rewind ステートメントが制御を返す位置にマークを付けます。1 つのスクリプトに 1 つのループを作成できます。
    - BeginLoop2 コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ループの開始位置と Rewind2 ステートメントが制御を返す位置にマークを付けます。
    - Break コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、エラー発生時のプログラム制御を設定します。
    - Cal コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、予定や招集をスケジュールします。
    - ChangeTo コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、テストに使用する現在のデータベースを設定します。
    - CheckForNewMail コマンド
      Server.Load で使用し、指定したメールデータベースに新しいメールがあるか調べます。
    - Close コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在のビューを閉じます。ビューを開く場合は、Open コマンドを使用します。
    - Closecoll コマンド
      OpenColl コマンドによって開かれたビューを閉じます。
    - ColFindKey コマンド
      collection が設定されると、現時点の 1 週間前から 3 週間後までの時間範囲内のすべてのメモが検索されます。
    - ColorProfileAdd コマンド
      色のプロファイルをメールデータベースに追加します。
    - ColorProfileDelete
      色のプロファイルの項目とメモが消去 (削除) されます。
    - Console コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、Domino® Administrator コンソールの Domino サーバーコンソールと同様のリモートサーバーコンソールコマンドを発行することができます。
    - DBClose コマンド
      開いているデータベースを閉じます。
    - DbDelete コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、データベース (ローカルまたはサーバー) を削除します。データベースがサーバー上にある場合は、データベースを削除する権限が必要です。
    - DBGetModNoteInfo
      最後の呼び出し以降に変更または追加されたすべてのメモのリストを要求します。
    - Delete コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在のデータベースから無作為に選択した文書を削除します。
    - DeleteFromColl
      ビューからメモを削除します。ビューは事前に OpenColl で開かれている必要があります。
    - Drop コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したポートのすべてのネットワーク接続を切断します。
    - EndCrit コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、シミュレーションユーザー (スレッド) のみが実行できる critical 領域を指定します。
    - EntriesColl
      Note ID の内部リストを作成するため、ビューから文書を取得します。ビューは事前に OpenColl で開かれている必要があります。
    - Entries コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、[PgUp] キーや [PgDn] キーを押したり [↑] や [↓] 矢印キーを押してビューを移動するユーザー操作をシミュレートします。
    - ErrorDelay コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、致命的でないエラーの発生時の遅延時間を設定します。
    - FindByKey コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、キーを使用した索引エントリの検索を有効にします。
    - FindByName コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、名前による索引エントリの検索を有効にします。
    - FindDesignNote コマンド
      設計メモを見つけ、NotesID を保存します。
    - FolderFind コマンド
      次のコマンドで使用するために、フォルダの Note ID を検出します。新規フォルダが検出されるまで、キャッシュに維持されます。
    - GetAll コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、データベースからすべての Note ID の ID テーブルを取得します。
    - GetAllFolderChangesRqst コマンド
      サーバーからフォルダの変更を要求します。この結果を使用して実行される処理はありません。
    - GetCollation コマンド
      最後に開かれたコレクションを照合します。
    - help コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ヘルプテキストを表示します。
    - ImailCheckForNewMail コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、削除した IMAP メッセージをパージして新規メッセージをチェックします。
    - ImailCloseMailbox コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在選択されている IMAP メールボックスを閉じます。
    - ImailFetchEntry コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したエントリに対する本文を取得 (UID 取得) します。
    - ImailFetchOld コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したエントリに対する本文を取得 (UID 取得) します。
    - ImailGetLastEntries コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ImailFetchEntry と共に使用するため、エントリの最後のページ (UID、フラグ、エンベロープ) を取得します。
    - ImailGetNewMail コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、新しい IMAP メッセージをチェックします。
    - ImailHelp コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、使用可能なすべての IMAP (IMail*) コマンドにヘルプテキストを表示します。
    - ImailListMailboxes コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、IMAP メールボックスのリストを作成します。
    - ImailLogin コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、IMAP を実行するサーバーにログインします。
    - ImailLogout コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、IMAP を実行するサーバーからログアウトします。
    - ImailOpenMailbox コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、IMAP メールボックス (メールファイルの受信フォルダ) を開きます (選択します)。
    - ImailPostMessage コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したメールボックスにメッセージを追加します。
    - ImailSetSeen コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在のメッセージを表示済みとして設定します。
    - Index コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在開いているコレクションを更新します。
    - LDAPLookup コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したユーザー名に対する LDAP 検索を実行します。
    - LocateCalNote
      最後に作成されたエントリのカレンダービューを検索します。
    - Lookup コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、Domino® ディレクトリ (NAMES.NSF) を検索して、指定した名前を調べます。
    - MailRuleBlockSender コマンド
      ユーザーのデータベースへの送信をブロックするメールルールを追加します。
    - MailRuleDeleteAll コマンド
      データベースのすべてのメールルールを削除します。
    - MoveToFolderColl コマンド
      メモをビューからフォルダに移動します。
    - NABRetrievePOP3Mail コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、Domino® ディレクトリ (NAMES.NSF) の固定ユーザーに対する POP3 メールメッセージを取得します。
    - NABUpdate コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、Domino® ディレクトリ (NAMES.NSF) データベースにある特定の種類の複数のランダムな文書を更新します。
    - Navigate コマンド
      Server.Load スクリプトを使用し、索引にリストされた一連の文書を読み取ります。
    - NavigateColl コマンド
      索引の文書を読み込みます。メッセージのすべての受信者に対して返信します。NB_ReplyNthIteration の繰り返しごとに実行します。
    - NewMail コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、新しいメールをポーリングします。
    - NewMailPoll コマンド
      新規メールをポーリングして、新規メールがある場合はビューを更新します。
    - NewReplicateDB コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、source のレプリカとして空のデータベース target を作成します。
    - NoteAdd コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、[Subject]、[Body]、[Attachment]、[MsgCount]、[NamedField]、[FolderID] が指定された文書を追加します。
    - Open コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ビューのコレクションを開きます。
    - OpenCalNote コマンド
      最後に作成されたカレンダーメモを開きます。
    - OpenColl コマンド
      Server.Load コマンドで使用するビューを開きます。
    - Pause コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、スクリプトで次のコマンドを実行する前に、指定した時間 (ミリ秒) の間待機します。
    - Populate コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在のデータベースに文書 (NumMailNotesPerUser) が存在することを確認します。
    - ProfileClose コマンド
      ProfileOpen コマンドで開いたプロファイルを閉じます。
    - ProfileOpen コマンド
      指定のプロファイル文書を開きます。
    - ProfileSetField コマンド
      4 タイプのフィールドをプロファイル文書に追加できます。
    - ProfileUpdate コマンド
      現在開かれているプロファイル文書を更新します。
    - Quit コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、開いているプログラムを終了します。
    - Read コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定した数の文書を開いて閉じます。
    - Replicate コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、サーバーとの間での複製を行います。
    - RetrievePOP3Mail コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ユーザーに対する POP3 メールメッセージを取得します。
    - Rewind コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、スクリプトファイルを再起動します。n を指定すると、最高 n 回繰り返します。
    - Rewind2 コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ループを再起動します。n を指定すると、最高 n 回繰り返します。
    - RSVPFromColl コマンド
      受信ボックスから応答に対する招集を検索します。
    - RSVPInvitation コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、招集に対する返答 (出席) を送信します (招集が存在する場合)。
    - SendMessage コマンドと SendMessage プロファイルコマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、メールメッセージを作成して送信します。
    - SendMessageFromColl コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、メールメッセージを作成して送信します。
    - SendSMTPMessage コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、SMTP メールメッセージを作成して送信します。
    - SessionsClose コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、開いているすべてのセッションを終了します。
    - SessionsOpen コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定したサーバーにセッションを作成し、num_sessions を開く際の所要時間をモニターしてその値を返します。
    - SetCollation コマンド
      最新のコレクション内に順序を表す序数を設定します。
    - SetContextStatus コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、内容の繰り返しのステータスを設定します。
    - SetCalProfile コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、現在のデータベースに [Owner] と [BusyName] フィールドを設定します。
    - SetReplID コマンド
      指定された日付と時刻を基にデータベースのレプリカ ID を設定します。日付と時刻が指定されていない場合は、現在の日付と時刻を使用しててレプリカ ID を設定します。
    - Stamp コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、GetAll で返された Note ID のリストから a で指定した数だけランダムなドキュメントを選択します。
    - Stblchange コマンド
      テスト用に定義されたユーザーリストからユーザーをランダムに選択して追加します。選択されたユーザーがメンバーリストに存在する場合は、まだメンバーリストに存在しない別のユーザーを探します。
    - Stblinit コマンド
      現在のユーザーメンバーリスト内の現在のメンバーをすべて削除し、一定の範囲のユーザーを追加します。
    - Stchat コマンド
      チャットメッセージを送信します。
    - Stfiletransfer コマンド
      任意のユーザーへのファイル転送を試みます。
    - Stlocationset コマンド
      ロケーションの設定を行います。
    - Stlocationwatchbl コマンド
      現在のユーザーメンバーリスト内のすべてのユーザーをそれらのユーザーのロケーションの監視リストに追加します。
    - Stlogin コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、ユーザーが HCL Sametime® サーバーにログインできるようにします。
    - Stlogout コマンド
      HCL Sametime® ユーザーをログアウトし、一時停止した後、再びログインします。
    - Stpolicy コマンド
      現在のユーザーポリシーを照会します。
    - Ststatus コマンド
      現在のユーザーの状況を設定します。
    - Stterm コマンド
      HCL Sametime® ユーザーをサーバーからログアウトし、接続をクローズします。
    - Stuserinfo コマンド
      現在のユーザーメンバーリストからユーザーをランダムに選択し、ビジネスカードを要求します。
    - Unread コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、a で指定した数のランダムな文書を持つ現在のコレクションに対して、データベースの未読リストを設定します。
    - Update コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、a の値に応じてデータベースのランダムな文書を更新します。
    - WebGet コマンド
      Server.Load スクリプトで使用し、指定した URL から情報を取得します。
  - Server.Load スクリプト
    サンプルの Server.Load スクリプトはどれでも自由に使用することができます。そのまま使用することも、カスタマイズスクリプトを作成するベースとして利用することもできます。
  - Server.Load がメッセージ送信時に使用するメールアドレスの範囲を決定する方法
    Server.Load では、このトピックで説明する次のロジックを使用して、メールを送信する際のアドレスの範囲を決定します。
- ドメインインデクサのパフォーマンスを調整する
  ドメインインデクサタスクが実行されるたびに、ドメインカタログで [マルチデータベース索引を含む] プロパティが有効になっている新規データベースが検索されます。次に、既存のデータベースとファイルシステムで、前回の実行時以降に新規作成または変更された文書やファイルを検索されます。見つけられたデータベース、文書、ファイルは、ドメイン索引に追加されます。
- Domino® サーバーのパフォーマンスの改善
  Domino® サーバーの基本的なパフォーマンスと容量のほか、エージェントマネージャ、データベースと Domino ディレクトリ、ディレクトリカタログ、LDAP 検索、メール、Web サーバー、Windows NT™ サーバー、UNIX™ サーバーなどの各機能のパフォーマンスを向上させるには、次のトピックを参照してください。
- Web サーバーのパフォーマンスの向上
  Domino® Web サーバーを設定し、正しく動作することを確認したら、サーバーのパフォーマンスと応答時間を確認します。
- メールのパフォーマンスを向上する
  Domino® には特定の環境における効率性を高める機能がありますが、これらの機能はデフォルトでオンになっていない場合があります。
- データベースの詳細オプションを設定する
  データベースの詳細プロパティには、パフォーマンスを最適化する機能や圧縮機能が含まれるだけでなく、未読マークや削除復旧機能などの利便性機能を管理する方法も含まれます。
- クラスタ統計について
  Domino® クラスタ統計には、クラスタの分析に役立つ 3 つのカテゴリがあります。
- Server Health Monitor のパフォーマンスを向上させる
  Domino® Administration クライアントのワークステーションの CPU 使用率が長時間 100% である場合、Server Health Monitor はワークロードが遅れないようにするためサーバー統計データを破棄します。

SetContextStatus コマンド

Server.Load スクリプトで使用し、内容の繰り返しのステータスを設定します。

スクリプトが実行されるたびに毎回は実行されないが、N 回目ごとに実行されるスクリプト部分の実行を制御します。SetContextStatus は、NOTES.INI から ContextIterationN= の値を読み込みます。これにより、スクリプトが N 回繰り返されたときに、@IF 文にある N の値を持つコマンドが実行される、という条件が設定されます。

構文

SetContextStatus <contextvariable>

contextvariable では、どの NOTES.INI ContextIteration 変数を @IF テストが参照するかを示します。

「ContextIterationX」があるかどうかを確認するために、NOTES.INI が読み込まれます。X は正の数です。ContextIterationX は @if テストと一緒に使用します。@if テストは、このコマンドの後に続ける必要があります。ContextIteration 変数は、最大で 10 個使用できます。以下の例では、@IF [@1] によって、現在の繰り返し回数が ini にリストされている数 (たとえば ContextIteration1=12、つまり 12 回ごと) の倍数であるかどうかがチェックされます。結果が true である場合は、この処理を行う条件が満たされたと判断され、この @IF [@1] から最初に検出される @ENDIF までのコードが実行されます。例:

NOTES.INI での設定

ContextIteration1=12

スクリプトでの設定

SetContextStatus 1

@if[@1]

pause 30 sec

@endif

次に、変数「1」が設定され、ContextIteration1 に 10 と設定されたと想定します。

SetContextStatus では、チェックする繰り返しの値としてこの値を設定します。したがって、この場合はスクリプトが 10 回繰り返されるごとにこの @if が true になり、pause が実行されます。

これにより、n 回目の繰り返しの変数が単一となることを回避できます (異なるコマンドには、異なる実行間隔が必要となります)。