ドメインインデクサのパフォーマンスを調整する

ドメインインデクサタスクが実行されるたびに、ドメインカタログで [マルチデータベース索引を含む] プロパティが有効になっている新規データベースが検索されます。次に、既存のデータベースとファイルシステムで、前回の実行時以降に新規作成または変更された文書やファイルを検索されます。見つけられたデータベース、文書、ファイルは、ドメイン索引に追加されます。

このタスクについて

組織の特定のニーズに合うように、ドメインインデクサの実行頻度を調整します。頻度を高くすると索引の最新度が上がりますが、CPU リソースが多く消費されます。デフォルトでは、ドメインインデクサタスクは 60 分ごとに実行されます。実行間隔を変え、組織に一番適した実行間隔を見つけてください。

また、ドメイン検索に使用する索引スレッドの数を調整すると、検索のパフォーマンスを向上させることができます。各索引スレッドは、一度に 1 つのリポジトリの索引を更新します。スレッド数を増やすと、インデックスサーバーは同時により多くのデータベースを索引付けできますが、CPU の利用率が高まるため検索照会に対する応答が遅くなります。索引スレッド数を減らすと、CPU の可用性が高まるため照会に対する応答速度は速くなりますが、変更内容はそれほど早くは索引に反映されません。

インデックスサーバーは、デフォルトで CPU ごとに 2 つの索引スレッドを使用するため、CPU が 2 つあるサーバーは、デフォルトで索引時に 4 つの索引スレッドを使用します。変数 FT_Domain_Idxthds=n をインデックスサーバーの NOTES.INI ファイルに追加すると、そのサーバーでの索引作成に使用されるスレッド数の合計を制御できます。例えば、FT_Domain_Idxthds=8 を CPU が 2 つあるインデックスサーバーの NOTES.INI ファイルに追加すると、索引スレッド数を 8 に変更できます。

注: サーバーごとのスレッド数が 8 を超えると、サーバーのパフォーマンスが低下します。これは、4 つ以上 CPU があるサーバーでも同様です。