Dominoのコンテナーを作成する

一時コンテナーを使用して新しい Domino サーバーをセットアップした後、Domino サーバーを実行するコンテナーを作成します。

このタスクについて

この手順を完了する前に、コンテナーの実行に使用する実行モード (対話式またはデタッチ) を決定します。対話モードでは、Docker ターミナルウィンドウから直接 Domino サーバーと対話できます。常に指定したモードでコンテナーを実行する必要があります。詳しくは、『Docker 実行コマンド引数』を参照してください。
Domino サーバー ID がパスワードで保護されており、コンテナーをデタッチモード (-d) で実行する予定の場合は、この手順を完了する前に、パスワードを保存するシークレットファイルを作成します。ファイルは、Docker コンテナーからアクセス可能である必要があります。このdocker cpコマンドを使用して、ファイルを Docker コンテナーにコピーします。Domino サーバーは、シークレット・ファイルからパスワードを読み取ります。ファイルは手動で作成することも、Docker Swarm や Kubernetes などのオーケストレーションソフトウェアを使用して作成することもできます。詳しくは、資料を参照してください。
- Docker:Docker シークレットを使用した機密データの管理
- Kubernetes機密

podman を使用する場合は、この手順のコマンドの dockerをpodmanに置き換えます。例:

podman run -it --name <container name> -v <docker volume name>:<data directory> 
--hostname <hostname> --cap-add=SYS_PTRACE -p <HostPort:ContainerPort> <image>

手順

コンテナーを作成して自動的に開始するには、状況に応じて run コマンドを発行します。

インタラクティブモードを使用するには、以下を行います。

docker run -it --name <container name> -v <docker volume name>:<data directory> 
--hostname <hostname> --cap-add=SYS_PTRACE -p <HostPort:ContainerPort> <image>

ヒント: -it 省略できます。コンテナーは、デフォルトで対話モードで実行されます。

例:

docker run -it --name domino1101 -v notesdata:/local/notesdata --hostname docker.renovations.com 
    --cap-add=SYS_PTRACE -p 8585:8585 -p 1352:1352 -p 443:443 domino-docker:V1101

サーバー ID ファイルのパスワードを含むシークレット・ファイルでデタッチ・モードを使用するには、次の手順を実行します。

docker run -d --name <container name> -v <docker volume name>:/local/notesdata 
    --hostname <hostname> --cap-add=SYS_PTRACE --env secretpwfile=<path to secrets file> 
    <-p HostPort:ContainerPort> <image>

例:

docker run -d --name domino1101 -v notesdata:/local/notesdata --hostname docker.renovations.com 
   --cap-add=SYS_PTRACE --env secretpwfile=/local/notesdata/secret/mysecret.sth -p 8585:8585 -p 1352:1352 
   -p 443:443 domino-docker:V1101

秘密ファイルを使用せずにデタッチ・モードを使用する方法

docker run -d --name <container name> -v <docker volume name>:/local/notesdata 
    --hostname <hostname> --cap-add=SYS_PTRACE <-p HostPort:ContainerPort> <image>

例:

docker run -d --name domino1101 -v notesdata:/local/notesdata --hostname docker.renovations.com 
   --cap-add=SYS_PTRACE -p 8585:8585 -p 1352:1352 -p 443:443 domino-docker:V1101

タスクの結果

Domino サーバー・コンテナーが作成され、Domino・サーバーが起動します。