サーバーダウン時にDominoのプロセスを実行するコンテナーの作成

サーバーがダウンしているときに Fixup や updall などの Domino プロセスを実行する必要がある場合は、特殊なコンテナーを作成します。

このタスクについて

通常、Domino のコンテナーを作成すると、起動スクリプトが実行され、その後に Domino サーバーが起動されます。代わりに、サーバーを起動せず、bash シェルを介してアクセスするコンテナーを作成するには、引数 --entrypoint /bin/bash と --user notes コマンドを使用 docker run します。

podman を使用する場合は、 この手順のコマンドの dockerをpodmanに置き換えます。例:
podman container stop <container name>

手順

  1. 現在 Domino データディレクトリ・ボリュームにアクセスしているコンテナーをすべて停止します。 
    docker container stop <container name>
  2. 新しいコンテナーを作成して開始するには、次のコマンドを使用します。 
    docker run -it --name <container name> -v <docker volume name>:<data directory>  
  --entrypoint /bin/bash --user notes --hostname <hostname> --cap-add=SYS_PTRACE
 <-p HostPort:ContainerPort> <image>
    次の例では、「domino1101stopped」という新しいコンテナーを作成します。 
    docker run -it --name domino1101stopped -v notesdata:/local/notesdata 
  --entrypoint /bin/bash --user notes --hostname docker.renovations.com 
  --cap-add=SYS_PTRACE -p 1352:1352 domino-docker:V1101

タスクの結果

コンテナーは、データディレクトリーに配置します。そこから、次のようなコマンドを実行できます。 
/opt/hcl/domino/bin/server/fixup