IBM Cloud Object Store で DAOS Tier 2 ストレージを有効化する

お使いのストレージサービスが IBM Cloud Object Store である場合に Domino サーバーで DAOS Tier 2 ストレージを有効化するには、この手順のステップを完了します。

手順

  1. Domino ディレクトリーデータベースの文書で DAOS Tier 2 ストレージを有効化するには、次のステップを完了します。
    1. ドメインの Domino® ディレクトリにあるサーバー文書を編集モードで開きます。
      注:
      • Domino 管理サーバーの Domino ディレクトリを管理する場合、管理サーバー上に資格情報ストアの複製を作成することを含め、資格情報ストアを使用するように管理サーバーを設定します。詳しくは、『DAOS Tier 2 ストレージの資格情報ストアの構成』を参照してください。
      • Domino 管理サーバーの Domino ディレクトリを管理しない場合、このステップで行う変更は管理サーバーに複製されることを確認します。
    2. [DAOS] タブをクリックして、資料の「Tier 2 ストレージ」のセクションを参照してください。
    3. [DAOS Tier 2] フィールドで [有効] を選択します。
    4. [S3 資格情報名] フィールドで、Domino® 資格情報ストアから、手順 DAOS Tier 2 ストレージの資格情報ストアの構成 のステップ 5 で指定したストレージサービスへの接続に使用する資格情報名を選択します。たとえば、dominocos です。
    5. [S3 バケット] フィールドで、手順 DAOS Tier 2 ストレージの資格情報ストアの構成 のステップ 2 で作成したバケットの名前を入力します。
    6. [S3 エンドポイント] フィールドで、オブジェクトストレージサービスへの接続に使用するエンドポイントを入力します。例: s3.us-south.cloud-object-storage.appdomain.cloud
    7. [S3 リージョン] フィールドで、S3 エンドポイントに関連付けられているリージョンを入力します。例: us-south
    8. [次の期間アクセスしない場合はオブジェクトをストアにプッシュします] フィールドで、Tier 2 ストレージで添付ファイルにアクセスしないとプッシュする日数を入力します。デフォルトは 180 日です。
    9. [次の時間帯にのみオブジェクトをプッシュする] フィールドで、Tier 2 ストレージに添付ファイルをプッシュする時間帯を指定します。デフォルトは午前 2 時~午前 5 時です。
    10. オプション: [T2 添付ファイルの索引を作成] フィールドで、[有効化] を選択し、インデクサーの実行時に Tier 2 に保存されている添付ファイルの全文索引を再作成します。デフォルトでは、このオプションは使用不可に設定されています。
      注: このオプションを有効化すると、ストレージサービスベンダーから追加のネットワーク料金とトランザクション料金を請求される可能性があります。
    11. 変更を保存します。
  2. Domino サーバーを再起動します。
    restart server

次のタスク

サーバーは、DAOS Tier 2 の設定をテストします。テストに成功すると、サーバーコンソールに次の出力が表示されます。
AWS:AWSSelfTest: Success. AWS connection for DAOS is up and running.
テストに失敗すると、コンソールに AWS:ProcessError エラーが表示されます。例えば、バケット名が不正な場合、次のエラーが表示されます。
AWS:ProcessError: 131  Exception NoSuchBucket: The specified bucket does not exist