デバイスのプロパティー別ターゲット設定

BigFix プロパティーに基づいて、デバイスを動的にフィルタリングして、1 つ以上の定義済み条件を満たす特定の対象デバイスのセットを選択できます。

このタスクについて

予約済みプロパティ― (BigFix に既存のもの) およびカスタム・プロパティー (ユーザーが作成するもの) を使用して、プロパティー別にターゲット設定する条件を作成できます。単一の条件を定義することも、AND および OR ステートメントを使用してネストされた条件を作成することもできます。

手順

次のように条件を定義します。

  1. デプロイ・シーケンスの「ターゲットの選択」アクションで、「プロパティー別にターゲット設定する」タブを選択します。properties.png によるターゲット
  2. 「適用条件」をクリックします。単一の条件を定義するか、または AND 演算子と OR 演算子を使用して条件を組み合わせて、プロパティーに基づいてターゲットをフィルタリングできます。
  3. 条件を追加する手順は次のとおりです。
    1. 「適用条件」 セクションから「選択」メニューを開きます。次のメニュー・オプションが表示されます。
      • 単一条件: 単一のプロパティーでフィルタリングする単一の条件を定義するには、このオプションを選択します。
      • および: 指定するすべての条件に一致しなければならない複数の条件を定義するには、このオプションを選択します。
      • または: 指定する条件のいずれかに一致したとき成立する複数の条件を定義するには、このオプションを選択します。
        注: 演算子メニュー項目は、他のメニュー項目とは異なる働きをします。
        • 演算子:
          • 選択した プロパティーに応じて、動的に演算子オプションが表示されます。
          • 対象演算子を使用すると、値のリストを追加できます。+ 記号をクリックして、リストに値を追加します。
          • 同じレベルであれば条件を必要な数だけ持つことができますが、ネストされた条件は最大 3 つまで指定できます。
          • データベースにまだ存在しない値を持つ条件を定義することもできます。

        • 「プロパティー」メニューにプロパティーがリストされていない場合は、「プロパティーの追加」をクリックしてプロパティーを選択し、「追加」をクリックします。
        • 右上隅の 3 つの点が並んだメニュー を使用して、条件の追加、クリア、または削除ができます。
        • すべての条件を削除するには「すべて削除」をクリックします。
  4. 「適用」をクリックします。このボタンは、条件を正しく定義した後にのみ使用できます。
    • 「デプロイメントの要約」セクションには、適用可能なデバイスの総数が表示されます。
      注: 対象の見積もりには Fixlet の関連度は含まれません。プロパティーの組み合わせと一致するもののみが含まれます。
    • セッションの関連度を使用するには、Web レポートがインストールされアクティブになっている必要があります。BigFix は、データベース内の情報に基づいて、条件に一致するデバイスの数を動的に評価して見積もるためです。「次へ」ボタンは、「適用」ボタンをクリックして、BigFix が対象の見積もりを完了した後にのみ有効になります。この見積もりによって、誤って不要なデプロイメントまたは大規模なデプロイメントを送信するのを防ぐことができます。
      注: 「オペレーターがターゲット設定に標準の関連度を使用できるようにする」権限を持っている場合、Web レポートがインストールされていない場合や一時的に使用できないときに、プロパティー別にターゲット設定するときのターゲットの評価をバイパスできます。
  5. オプション: 「クライアントの関連度の表示」をクリックすると、定義された条件の関連度ステートメントを表示できます。
  6. 保存: 定義済みの条件を保存して後で再利用するには、「保存」をクリックし、「条件の保存」ウィンドウで次の手順を実行します。
    1. 「条件名」に、保存する条件の名前を入力します。
    2. 「共有モード」で、次のいずれかのオプションを選択します。
      • プライベート: 自分だけで使用するためにこの条件を保存するには、このオプションを選択します。
      • パブリック: 保存した条件を他のユーザーと共有するには、このオプションを選択し、ラベルを入力して[これはチェックマークですか ?]記号をクリックします。
    3. オプション: 別のラベルを追加するには、プラスアイコン (+) をクリックします。
    4. 「OK」をクリックします。

タスクの結果

保存された条件にアクセスするには、「条件」 > 「保存済み」をクリックします [クリック・パスは名詞や場所ではありません。パスの要素は、他動詞「クリックする」または「選択する」の目的語です]。保存された条件には、以下の制限が適用されます。
  • 誰でもプライベート条件またはパブリック条件を保存できます。
  • マスター・オペレーターのみが、すべての保存された条件への全アクセス権限を持ちます。
  • 別のユーザーが作成した条件で使用される 1 つ以上のプロパティーの権限を持っていない場合、その条件を再使用することはできません。その場合、エラー・メッセージが表示されます。
  • プライベート条件またはパブリック条件を削除する権限を持っていない場合、削除アイコンは無効になります。
  • マスター・オペレーターまたはオリジネーターのみが、パブリックとして保存された条件を削除できます。
条件を選択すると、その詳細を読み込んで表示したり、クライアントの関連度を表示したり、削除したりできます。保存された条件は、名前、ラベル、オリジネーター、最終変更者で検索することもできます。このウィンドウで使用できるオプションは次のとおりです。
  • ロード: クリックするとフィルターが読み込まれます。
  • クライアント関連度の表示: クリックすると、対応するクライアントの関連度がウィンドウに表示されます。
  • 削除: フィルターを削除するにはこれをクリックし、確認ウィンドウで「削除」をクリックします。
    注: プライベートフィルターまたはパブリックフィルターを削除する権限を持っていない場合、「削除」アイコンは無効になります。