SAML 2.0 とは

OASIS の Security Assertion Markup Language (SAML) は、XML ベースのフレームワークを使用して、オンライン・エンティティー間でセキュリティー情報を記述し交換します。

SAML 2.0 は以下をサポートします。

Web ベースのシングル・サインオン
サーバーの DNS ドメインに関係なく、Web サーバー間でユーザーについての情報を転送するための、ベンダーに依存しない標準的な文法およびプロトコルを提供します。
ID 連携

パートナー・サービスがユーザーの共通名 ID について合意し、この ID を設定して、組織の境界を越えてユーザー自身についての情報を共有できるようにします。

このタイプの共有は、ID 管理コストを減らすのに役立ちます。

連携された ID は FIPS 201 を実装して、米国政府全体にわたって相互利用可能な ID 資格情報を定義します。この資格情報は Personal Identity Verification (PIV) と呼ばれ、連邦機関の施設への物理的アクセスおよび連邦情報システムへの論理的アクセスを制御するために使用されます。

CAC PIV カードは、PIV カード所有者認証用のマルチアプリケーション・スマート・カードであり、これには、線形バーコード、2 次元バーコード、磁気ストライプ、カラーのデジタル写真、および印刷テキストが組み込まれています。このカードは、以下に対応するトークンとして機能します。

  • コンピューター・システムへの論理的アクセス
  • 個人の識別
  • 建物への物理的アクセス
  • 署名用、暗号化用、および否認防止用の Public Key Infrastructure (PKI)。
Web サービスおよびその他の業界標準
SAML により、そのセキュリティー・アサーション形式を「ネイティブ」の SAML ベースのプロトコル・コンテキストの外部で使用できるようになります。このモジュール性は、許可サービス (IETF、OASIS)、ID フレームワーク、Web サービス (OASIS、Liberty Alliance) などを扱う他の業界の取り組みにとって有益であることが実証されています。