データのフロー

BigFix Inventory インフラストラクチャーのコンポーネント間、およびユーザーとツールの間では、いくつかの異なる相互作用が行われます。

BigFix Inventory 内のデータ・フローを示している図

BigFix Inventory ドメイン (domain)

BigFix Inventory ドメインのデータ・フローを以下の表に示します。4 つの列と 2 つの行があります。各行は、列 3 からは 2 つの行に分割されています。

対話 タイプ 接続 「説明」
A Web ブラウザーのデータ・トラフィック ポート デフォルトでは、Web ブラウザーはポート 9081 (HTTPS) を使用して BigFix Inventory サーバーに接続します。SSL/TLS 接続トンネリングを無効化できます。
起点 Web ブラウザーが BigFix Inventory サーバーに接続します。
B REST API のデータ・トラフィック ポート デフォルトでは、Web ブラウザーはポート 9081 (HTTPS) を使用して BigFix Inventory サーバーに接続します。セキュア接続は無効にすることができます。
起点 REST API 接続を使用するクライアント。

BigFix ドメイン

BigFix ドメインのデータ・フローを以下の表に示します。4 つの列と 2 つの行があります。各行は、列 3 からは 2 つの行に分割されています。

対話 タイプ 接続 「説明」
C BigFix コンソールのデータ・トラフィック ポート コンソールは、すべての対話に HTTPS 52311 を使用してルート・サーバーに接続します。
起点 BigFix コンソールが RootServer サービスに接続します。
ネットワーク制御: BigFix コンソール・ユーザーごとに「リフレッシュ・レート」が存在します (デフォルトは 15 秒)。
D 収集、ポスト、ダウンロード ポート インストール時に BigFix 管理者がポート 52311 を構成することができます。
起点 BigFix クライアントが BigFix リレーまたはサーバーへの要求を開始します。
ネットワーク制御:
  • BigFix リレーまたはクライアントに対する帯域幅調整を構成できます。
  • 収集間隔を構成できます。デフォルトは、各 Fixlet サイトで 1 日あたり 1 です。
  • ポスト間の最小待機時間を構成できます。デフォルトは 15 秒です。
  • アクションごとに一時分散 (ある期間にわたってダウンロードを分散) を構成できます。
  • 「ポリシー」を設定して、適切な BigFix リレーを指していないコンピューターがファイルをダウンロードできないようにすることができます。
E UDP の「新規情報」メッセージ ポート インストール時に BigFix 管理者がポート 52311 を構成することができます。
起点 BigFix クライアントの直接の「親」(BigFix リレーまたはサーバー) から UDP メッセージが送信されます。
ネットワーク制御:
  • BigFix リレーから一度に送信される UDP メッセージ数の限度を構成できます。
  • BigFix リレーから UDP メッセージが送信された後に待機する時間の限度を構成できます。
F リレーの選択 ポート ICMP プロトコルはポートを使用しません。
起点 BigFix クライアントが、BigFix リレーが応答するまで、TTL を増やしながら ICMP パケットを連続する「ラウンド」で各リレーに送信します。例えば、1 ホップ離れたリレーと 2 ホップ離れたリレーの 2 つのリレーがあるネットワークで、BigFix クライアントが両方のリレーに TTL 1 で ICMP メッセージを送信し、2 つの「時間超過」メッセージをローカル・ルーターから受信したとします。BigFix クライアントは、次に両方のリレーに TTL 2 で ICMP メッセージを送信し、1 つの「時間超過」メッセージと 1 つの応答メッセージを受信します。この結果、BigFix クライアントは 1 ホップ離れたリレーを選択します。
ネットワーク制御
  • リレーの自動選択は無効にすることができます。
  • BigFix クライアントが自動選択を実行する間隔を構成できます。
  • 一定の時間内に送信する ICMP パケット数の上限を構成できます。
  • リレーの自動選択中に送信する「ラウンド」数の上限を構成できます。
G 外部 BigFix Fixlet サーバーからの新しいデータのダウンロード ポート 通常は 80、場合によっては 21、443
起点 BigFix サーバーが BigFix Fixlet サーバーに接続します
ネットワーク制御 BigFix サーバーが新しい Fixlet メッセージの有無をチェックする間隔を構成できます。
以下のデータベース・プロトコルが使用されます。
  • ODBC
  • JDBC