例 3: シングル・プロジェクト・オプションと再帰オプションを組み合わせた場合の Ounce/Make

例 3 では、Ounce/Make をシングル・プロジェクト・モードで再帰的に使用する例を示します。Ounce/Make は、検出されたすべての Make ファイルによってコンパイルされたソース・コードの組み合わせに対して、単一の AppScan® ソース プロジェクト・ファイルを生成します。

この例で前提になっているディレクトリー構造およびファイルの図形による説明については、ディレクトリー構造とファイルを参照してください。

/usr/source directory から次のコマンドを実行します。

コマンド

ouncemake -r -s

-r (再帰) オプションは、他の Make ファイルへの Make ファイル呼び出しをたどるように Ounce/Make に指示します。再帰オプションについて詳しくは、Ounce/Make コマンド構文および Make オプションの表を参照してください。

-s オプションは、検出されたすべての Make ファイルに対して新規プロジェクトを作成するのではなく、呼び出し元のディレクトリーに AppScan® ソース プロジェクト・ファイルを 1 つだけ生成するように Ounce/Make に指示します。

以下の図に、Ounce/Make を実行した後のディレクトリーの内容を示します。


Ounce/Make 実行後のディレクトリー構造

/usr/source には、単一の AppScan® ソース プロジェクト・ファイルが存在します。この AppScan® ソース プロジェクト・ファイルには、/usr/source および /usr/source/server 内のソース・コード全体の構成情報が収められています。