例 1: オプション指定のない Ounce/Make

この例では、Ounce/Make の非再帰的な使用について説明します。非再帰モードでは、Ounce/Make は呼び出し元のディレクトリー内にある Make ファイルのみを参照します。元の Make ファイルに他の Make ファイルの呼び出しが含まれる場合、Ounce/Make はこれらを無視します。

この例では、/usr/source から Ounce/Make を実行します。

この例で前提になっているディレクトリー構造およびファイルの図形による説明については、ディレクトリー構造とファイルを参照してください。

Command (コマンド)

ouncemake

以下の図に、Ounce/Make を実行した後のディレクトリーの内容を示します。


Ounce/Make 実行後のディレクトリー構造

Ounce/Make を実行すると、/usr/source には、source.ppf という名前の AppScan® ソース プロジェクト・ファイルが格納されます。このプロジェクト・ファイルには、/usr/source 内にあるすべてのソース・ファイルを評価するために必要な情報が収められています。非再帰モードでの Ounce/Make では、/usr/source 内の Make ファイル内にある呼び出しが無視され、/usr/source/database および /usr/source/server 内にある Make ファイルが呼び出されます。