Interact の主要概念
IBM® Interact は、さまざまなオーディエンスへのパーソナライズされたマーケティング・オファーをターゲットとする対話式エンジンです。
このセクションでは、Interact を使用して作業を行う前に理解しておく必要がある、いくつかの主要な概念について説明します。
- オーディエンス・レベル
オーディエンス・レベルは、キャンペーンのターゲットにできる ID の集合です。オーディエンス・レベルを定義することにより、適切なオーディエンス・セットをキャンペーンのターゲットにすることができます。 - 設計時環境
設計時環境は、さまざまな Interact コンポーネントを構成してランタイム環境に配置するために使用します。 - イベント
イベントとは、訪問者が実行するアクションのことであり、それによってランタイム環境でアクションがトリガーされます。イベントの例には次のものがあります: 訪問者がセグメントに分類され、オファーが提示され、データがログに記録されます。 - 対話式チャネル
Interact の対話式チャネルは、対話式マーケティングに関係のあるオブジェクト、データ、およびサーバー・リソースをすべて統合するために使用します。 - 対話式フローチャート
対話式フローチャートは、顧客をセグメントに分けてセグメントにプロファイルを割り当てるために使用します。 - インタラクション・ポイント
インタラクション・ポイントとは、オファーを提示するタッチポイントにある場所のことです。 - オファー
オファーとは、さまざまな方法で配信できる単一のマーケティング・メッセージを表します。 - プロファイル
プロファイルとは、ランタイム環境で使用される顧客データのセットのことです。このデータは、顧客データベースで使用可能な顧客データのサブセット、またはリアルタイムで収集されるデータ、あるいはこの 2 つを組み合わせたものにすることができます。 - ランタイム環境
ランタイム環境はタッチポイントに接続され、対話を行います。ランタイム環境は、タッチポイントに接続された 1 つ以上のランタイム・サーバーで構成できます。 - ランタイム・セッション
ランタイム・セッションは、タッチポイントへの訪問者ごとにランタイム・サーバー上に存在します。このセッションでは、ランタイム環境での訪問者のセグメントへの割り当ておよびオファーの推奨に使用する、訪問者のすべてのデータを保持します。 - タッチポイント
タッチポイントとは、顧客と対話できるアプリケーションまたは場所のことです。タッチポイントには、顧客がコンタクトを開始する (「インバウンド」対話) チャネルや、顧客にコンタクトを取る (「アウトバウンド」対話) チャネルがあります。 - 処理ルール
処理ルールに従って、オファーをスマート・セグメントに割り当てます。これらの割り当ては、処理ルールでオファーに関連付けられる、カスタム定義のゾーンによってさらに制約されます。 - Interact API
Interact アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を使用して、Interact をタッチポイントと統合させます。 - スマート・セグメント
スマート・セグメントは、定義された特性を持つ顧客グループであるという点で戦略的セグメントに似ています。ただし、スマート・セグメントはリストで使用可能な ID の定義であり、ID のリストではありません。 - トリガー・メッセージ
トリガー・メッセージを使用すると、Interact で要求が送信されたチャネルとは別のチャネルにオファーを配信できます。これらのオファーは、定義済みのユーザー・イベントおよび/またはイベント・パターンによって起動されます。 - ゾーン
インタラクション・ポイントは複数のゾーンに分けられます。適用する処理ルールを特定のゾーンのみに制限することができます。
親トピック: IBM Interact の管理
親トピック: IBM Interact 概要