セッション・フローチャート
セッションは、すべてのキャンペーンで使用するための、永続的でグローバルな「データ成果物」を作成する手段を提供します。各セッションには、1 つ以上のフローチャートが含まれています。セッション・フローチャートを実行すると、セッションの出力 (データ成果物) がすべてのキャンペーンでグローバルに使用可能になります。
セッション・フローチャートは、マーケティング・キャンペーンで使用するためのものではありません。それらには関連付けられたオファーがなく、開始日や終了日もありません。
セッションの作業を行うためには、「セッション」メニューを使用します。上級者は、キャンペーンの外部で計算を実行するセッション・フローチャートを作成することや、特定のマーケティング・イニシアチブやプログラムと関連付けられていない ETL タスクを実行することができます。
多くの場合、セッション・フローチャートはスケジュール・プロセスで開始して、データが定期的に更新されるようにします。
セッション・フローチャートを実行すると、作成されるデータ成果物は任意の数のキャンペーン・フローチャートで使用可能になります。
典型的ないくつかの例を以下に示します。
- セッション・フローチャート内のセグメント化プロセスを使用して、戦略的セグメントを作成します。 これは複数のキャンペーンで使用できるセグメントです。
例えば、最初にスケジュール・プロセス、次に選択プロセス、さらにセグメント化プロセスを使用して、オプトイン、オプトアウト、またはグローバル抑制のための戦略的セグメントを生成します。スケジュール・プロセスは、セグメントを定期的に更新し、それは静的メンバー・リストとして書き出されます。その後、結果として生じるセグメントは、キャンペーンのフローチャートで選択可能になります。
- 大きく複雑なテーブルのデータ準備を行います。セッション・フローチャートは、Campaign で再使用できるように、データのスナップショットを作成して小さなデータ・チャンクにします。
- データのスコア判定や ETL/ロールアップ用のユーザー定義フィールドの作成を行うために、定期的なモデル作成タスクをセットアップします。例えば、セッション・フローチャートがモデル・スコアを作成して書き出し、次にそれがテーブル・カタログ/マッピングにマッピングされる場合、それらのモデル・スコアは、選択やターゲット指定のためにキャンペーン・フローチャートで使用可能になります。
注: フローチャートの設計時は、プロセス間で循環依存関係を作成することがないように注意してください。例えば、選択プロセスがセグメント化プロセスへの入力を提供する場合、そのセグメント化プロセスによって作成されたセグメントを選択プロセスへの入力として使用しないでください。この状態は、このプロセスを実行しようとするとエラーになります。