キューブについて
キューブとは、多くのディメンション階層によって提供される照会ごとの ID リストの同時セグメンテーション (ほとんどの場合、戦略的セグメント) です。キューブの作成後、任意の時点で、キューブの 2 つのディメンションをドリリングするセグメント・クロス集計レポートを表示できます。
キューブを作成する前に、以下の事前タスクを実行する必要があります。
- 戦略的セグメントの作成
- 戦略的セグメントに基づくディメンションの作成
- 以下のガイドラインがキューブに適用されます。
- キューブ・メトリックは、どの Campaign 式としても定義できますが、以下の制限があります。
- 指定可能な追加の NUMERIC メトリックの数に制限はなく、それらのメトリックの最小、最大、合計、平均が Campaign によって計算されます。選択したメトリックは、ユーザー定義フィールドまたは永続的なユーザー定義フィールドにすることができます。
- セル数 (最小、最大、平均、合計数の % など) の集計関数は、自動的に計算されます。
- 属性値 (平均 (年齢) など) の集計関数は、最小、最大、合計、および平均を自動的に計算します。
- 複数の属性値を含む式 (例えば、(attribute1 + attribute2) ) は、ユーザー定義フィールドでサポートされます。
- キューブ・プロセスは、ユーザー定義フィールドと永続的なユーザー定義フィールドをサポートします。
- Groupby 式 (例えば、(groupby_where (ID, balance, avg, balance, (trxn_date reference_date))) ) は、ユーザー定義フィールドでサポートされます。
- ユーザー変数 (キューブ・プロセスと同じフローチャートで定義され、Distributed Marketing に公開されている) を含む式は、ユーザー定義フィールドと永続的なユーザー定義フィールドでサポートされます。(Distributed Marketing について詳しくは、「Distributed Marketing ユーザー・ガイド」を参照してください)。
- 未加工 SQL を使用する式は、未加工 SQL カスタム・マクロを使用するユーザー定義フィールドでサポートされます。
- カスタム・マクロを使用する式は、ユーザー定義フィールドでサポートされます。
- キューブは最大 3 つのディメンションで構成されていますが、メトリックは同時に 2 つのディメンションについてのみ表示できます。表示されていない 3 番目のディメンションは計算され、サーバー上に保管されますが、その特定のレポートの視覚的選択/レポートには使用されません。
- キューブはセルおよびセグメントに基づいて作成できます (例えば、トランザクション・レベルで作成できます)。ただし、キューブをセルに基づいて作成する場合、そのキューブはそのフローチャートでのみ使用できます。このため、戦略的セグメントをキューブのベースにすることができます。
- テーブルが正規化されていない限り、オーディエンス・レベルで多対多の関係でディメンションを定義すると、予期しない結果となる可能性があります。キューブ・アルゴリズムは、正規化されたテーブルに依存しています。キューブを選択して作成する前に、データを (例えば、データ準備セッションを介して顧客レベルに) ロールアップすることによって正規化します。注: 非正規化ディメンションをベースにしてキューブを作成する場合、キャンペーンがディメンション ID を処理する方法のために、クロス集計レポートで合計数が間違って計算されます。非正規化ディメンションを使用する必要がある場合は、2 つのディメンションのみを持つキューブを作成し、非正規化ディメンションの最低レベルのメトリックとして、顧客 ID ではなくトランザクションを使用します。トランザクション合計は正しく計算されるからです。
- キューブのディメンションを作成する場合は、ディメンションに名前、オーディエンス・レベル、そのディメンションに対応するテーブルを指定する必要があります。後で、セッションまたはキャンペーン・フローチャートで作業するときに、データベース表をマップする場合と同様に、このディメンションをマップします。
- キューブの作成は、ユーザーがキューブにアクセスしていないとき (通常は営業時間後や週末) に行う必要があります。