戦略的セグメントについて

戦略的セグメントは、複数のキャンペーンで使用可能な、ID のグローバル永続リストです。戦略的セグメントは、その当初の作成元であるフローチャートが再実行されるまで、静的 ID リストとなっています。

戦略的セグメントは、セッション・フローチャートでセグメント化プロセスを使用して作成されます。戦略的セグメントはグローバルに使用できるという点を除いて、戦略的セグメントはフローチャート内のセグメント・プロセスによって作成されたセルと変わりません。可用性は、戦略的セグメントが保管されているフォルダーに適用されるセキュリティー・ポリシーによって異なります。

Campaign は、複数の戦略的セグメントをサポートします。それぞれの戦略的セグメントおよびオーディエンス・レベル用に作成される ID リストは Campaign システム・テーブルに保管されます。任意の数の戦略的セグメントをキャンペーンに関連付けることができます。

戦略的セグメントは、グローバル抑制に使用できます。グローバル抑制セグメントは、特定のオーディエンス・レベルに対して、フローチャート内のセルから自動的に除外される ID のリストを定義します。

戦略的セグメントは、キューブでも使用されます。キューブは、どの ID リストからでも作成できますが、戦略的セグメントをベースにしたキューブは、グローバルであり、さまざまなセグメント・レポートによって分析可能です。

戦略的セグメントは、オプションで 1 つ以上の IBM® データ・ソースを指定できます。このデータ・ソースには、戦略的セグメントがキャッシュされます (セグメントを使用するフローチャートごとに戦略的セグメント ID のアップロードが必要にならないようにデータベースに保管されます)。このようにすると、パフォーマンスを大幅に向上させることができます。キャッシュされた戦略的セグメントは、SegmentTempTablePrefix 構成パラメーターが割り当てられる一時テーブルに保管されます。

注: 戦略的セグメントを処理するには、適切な権限が必要です。権限については、「Campaign 管理者ガイド」を参照してください。