複数のキャンペーンでグローバルに使用するセグメントの作成

管理者は、セッション・フローチャートで CreateSeg プロセスを使用して、複数のキャンペーンで使用できるセグメントを作成します。結果として生成されるセグメントは戦略的セグメントと呼ばれます。

始める前に

CreateSeg プロセスが含まれるフローチャートに対しては、「システム管理」 > 「拡張設定」の下にある「フローチャート実行結果を保存する」オプションを有効にする必要があります。そうしないと、戦略的セグメントは持続しません。このオプションを有効にするには、構成プロパティー Campaign|partitions|partition[n]|server|flowchartRun|saveRunResultsTRUE に設定する必要があります。

このタスクについて

アプリケーションの「セッション」領域で CreateSeg プロセスを定義します。 こうすることで、セグメントがグローバルに使用できるようになります。すると、ユーザーは任意のキャンペーンでセグメントを使用できます。

手順

  1. セッション・フローチャートを編集用に開きます。
  2. CreateSeg プロセス 正符号と大括弧で人が囲まれたアイコン をパレットからフローチャートにドラッグします。
  3. 1 つ以上のデータ操作プロセス (例えば、選択プロセス) を、CreateSeg プロセスへの入力として接続します。
  4. CreateSeg プロセスをダブルクリックします。

    「セグメント化プロセス構成」ダイアログ・ボックスが開きます。デフォルトでは、「セグメントの定義」タブが開いています。

  5. 「セグメントの定義」タブで、以下のようにします。
    1. 「入力」リストから 1 つ以上のソース・セルを選択します。これらのソース・セルはセグメントになります。入力が 1 つのみの場合は、それが選択されています。
    2. 条件を満たす各レコードが 1 つのセグメントにしか属さないようにする場合は、「データの重複を許可しない」を選択します。
    3. 「結果セグメント」領域で、入力セルを強調表示し、「編集」をクリックしてセグメントを構成します。

    「セグメントの編集」ダイアログが開きます。

  6. 「セグメントの編集」ダイアログで、以下を実行します。
    1. セグメントに、その目的を表す名前を付けます。割り当てる名前は、ユーザーがリストからこのセグメントを選択するときに表示される名前になります。
    2. セグメントの内容の要旨 (例えば、セグメントの作成に使用された入力) を入力します。
    3. 「保存先」リストから、セグメントを保管するフォルダーを選択します。
    4. 「一時テーブルのデータ・ソース」リストから、戦略的セグメントをキャッシュに入れるデータ・ソースを選択します。データ・ソースを複数選択する場合は Ctrl キーを使用します。

      一時テーブルをユーザー・データ・ソースではなくサーバー上のバイナリー・ファイルに保管するほうがよい場合は、データ・ソースを選択しないでください。データ・ソースを (例えば、データ・ソースが選択されていない状態に戻すために) 選択解除するには、もう一度項目を Ctrl キーを押しながらクリックします。

      注: データ・ソースの選択は、「Campaign|partitions|partition[n]|Server|Optimization」 構成ページの「doNotCreateServerBinFile」「TRUE」に設定されている場合にのみ必要になります。このプロパティーが「TRUE」に設定されている場合は、有効なデータ・ソースを少なくとも 1 つ選択しなければなりません。
    5. 「セキュリティー・ポリシー」リストから、新規セグメントに適用されるセキュリティー・ポリシーを選択します (該当する場合)。
    6. 「OK」をクリックして、「セグメントの定義」タブに戻ります。
  7. (オプション) 「全般」タブを使用して、名前と説明する注釈を割り当てます。この名前と注釈はセッション・フローチャートにのみ表示されます。これらは、リストに生成されたセグメントを識別するためには使用されません。
  8. 「OK」をクリックすると、構成が保存され、閉じます。
  9. 戦略的セグメントを作成または更新するには、CreateSeg プロセスを実動モードで実行するか、「実行」メニューを使用してフローチャートを実動モードで保存および実行します。戦略的セグメントは、テスト実行では作成または更新されません。

次のタスク

実動モードでフローチャートを保存および実行すると、戦略的セグメントはその他のフローチャートでも使用できるようになります。通常、次のステップでは、戦略的セグメントをキャンペーンと関連付けます。