照会によるデータのセグメント化

セグメント・プロセスを使用し、作成した照会の結果に基づいてデータをセグメント化できます。

このタスクについて

照会によるセグメント化は、必要なセグメントを作成するためにフィールド内のデータをフィルターに掛ける必要がある場合に非常に便利です。例えば、過去 1 年間の顧客の購買履歴に基づいて、顧客を高価値 ($500 超)、中価値 ($250 から $500)、および低価値 ($250 未満) のセグメントに分割すると仮定します。ご使用の顧客データベースの PurchaseHistory フィールドには、各顧客の購買金額の合計が格納されています。別個の照会を使用して、それぞれのセグメントを作成し、PurchaseHistory フィールドでセグメントの条件を満たす値を持つレコードを選択します。

注: 未加工 SQL を使用してデータをセグメント化することもできます。

手順

  1. フローチャートを編集用に開きます。
  2. セグメント・プロセス 大括弧で囲まれた頭 をパレットからフローチャートにドラッグします。
  3. 少なくとも 1 つの構成済みプロセス (選択プロセスなど) を入力としてセグメント・プロセスに接続します。
  4. フローチャート内のセグメント・プロセスをダブルクリックして、「セグメント・プロセス構成」ダイアログを開きます。

    セグメント・プロセスに接続されたプロセスのセルは、「入力」リストに表示されます。

  5. 「セグメント」タブで、「入力」リストを開き、セグメント・プロセスへの入力を選択します。複数のセルを選択するには、「入力」リストの横にある省略符号ボタンを使用します。
  6. 「照会で作成」を選択します。
  7. 作成するセグメントの数を決定し、「セグメント数」フィールドに数値を入力します。
  8. 次のようにして、セグメントごとに照会を作成します。最初のセグメントを選択し、「編集」をクリックして、「セグメントの編集」ダイアログを開きます。
    注: 使用可能なコントロールについて詳しくは、セグメント・プロセス: 「新規セグメント」および「セグメントの編集」のコントロールを参照してください。
  9. 入力ソースとして選択したセグメントまたはテーブルのすべての行を含める場合、「すべての <audience> ID を選択」 (<audience> は、選択された入力データ・ソースに対して指定された「顧客」のようなオーディエンス・レベルを示します) を選択します。
  10. 選択したデータ・ソースにある ID のうちのサブセットを使用する場合は、必要なレコードの照会を実行できるように、「条件を指定して <audience> ID を選択」を選択します。

    「式」ボックスには、「フィールド名」「演算子」「値」、および「AND/OR」というラベルが付けられた列が表示されます。

    ボタンに「テキスト・ビルダー」とある場合、「フィールド名」「演算子」「値」「AND/OR」というラベルが付いた列に入力することで、式を作成できます。

    ボタンに「ポイント & クリック」と表示されている場合、未加工の SQL を表示または編集することが可能で、「入力サポート」を使用してマクロ、演算子、およびストリング関数をリストから選択することができます。

    いずれの方法 (「テキスト・ビルダー」または「ポイント クリック」) でも、「選択可能なフィールド」リスト (IBM® Campaign 生成フィールドとユーザー定義フィールドを含む) からフィールドを選択することができます。

  11. 以下のようにして、セグメントを作成するために使用されるレコードを決定する照会を作成します。
    1. 照会するフィールドを指定するには、「フィールド名」セルをクリックします。「選択可能なフィールド」リストが表示されます。リストが表示されない場合は、「フィールド名」セルを再びクリックします。「選択可能なフィールド」リストで、目的のフィールドが表示されるまでフィールドを展開します。使用可能なフィールドを、ダブルクリックするか、または強調表示して「使用」をクリックすることにより、選択します。
      注: 使用するフィールドを決定する際は、使用可能なフィールドを強調表示して「プロファイル」をクリックすると、そのフィールドの値のリストを表示することができます。「プロファイル」ダイアログを使用してフィールド値を確認します。詳しくは、ユーザー・データからのフィールド値のプレビューを参照してください。
      注: 使用可能なフィールドのリストが表示されているとき、ユーザー定義フィールドを作成または使用する場合は、「ユーザー定義フィールド」ボタンを使用できます。詳しくは、ユーザー定義フィールドを参照してください。
    2. 「演算子」セル内をクリックして、「演算子」リストの比較演算子 (=、、、=、=、、In、Not in、Between) をダブルクリックします。
    3. 「値」セルをクリックしてから、値をダブルクリックします。値が表示されない場合は、「値」リストの「(プロファイル...)」をダブルクリックすると、「プロファイル」ダイアログが開くので、そこで値のリストから選択することができます。「値」セルをダブルクリックして、値を直接編集することもできます。
      注: 予期されるリスト (「選択可能なフィールド」「演算子」「値」「選択された式に対する操作」) が表示されない場合は、「式」領域内のセルをシングルクリックまたはダブルクリックしてみてください。
    これで、フィールド名、演算子、および値から構成される式を用意できました。
    セグメント・プロセス式
  12. 「構文チェック」をクリックして、照会の構文が正しいかどうかを確認します。構文の確認によってデータベース・サーバーに負荷がかかることはありません。
  13. 複数の式を追加して結合するには、以下のガイドラインに従います。
    1. 別の式を追加するには、「AND/OR」セルをクリックし、次に「演算子」リスト内の「AND」または「OR」をダブルクリックして、式の結合方法を指定します。
    2. フィールド名、演算子、および値で構成される、次の式を作成します。
    3. 評価の順序を制御するために括弧を追加するには、いずれかの行の「フィールド名」をダブルクリックして「選択された式に対する操作」リストを表示します。式のリストで、括弧のセットを追加するには「追加 ( )」、1 組の括弧を削除するには「削除 ( )」、選択した式内の括弧をすべて削除するには「すべてクリア ( )」をダブルクリックします。括弧を使用すると、複雑な照会を定義する場合に複数の式をグループ化することができます。例えば、(AcctType = 'Gold' AND Rank = 'A') OR NewCust = 'Yes' と AcctType = 'Gold' AND (Rank = 'A' OR NewCust = 'Yes') では意味が異なります。
    4. 選択した式の順序を変更するには、「上へ移動」または「下へ移動」をダブルクリックします。
    5. 選択した式の下に空白行を追加するには、「挿入」をダブルクリックします。
    6. 選択した式を削除するには、「削除」をダブルクリックします。
  14. オプションで、「テキスト・ビルダー」ボタンをクリックすると、ラベルが「ポイント & クリック」に変更されます。ボタンに「ポイント & クリック」と表示されている場合、未加工 SQL を表示または編集することができます。また、「式ヘルパー」を使用して、リストからマクロ、演算子、ストリング関数を選択できます。
    注: キャンペーン生成フィールドと同じ名前を持つテーブル・フィールドが照会に含まれている場合は、フィールド名を修飾する必要があります。以下の構文を使用します。<table_name>.<field_name>
  15. 「ポイント & クリック」ボタンをクリックして、元の照会モードに戻ります。ボタンのラベルが、「テキスト・ビルダー」に戻ります。
  16. (オプション)「テスト照会」を使用して、照会が返す ID の数を調べます。

    照会のテスト中は、進行状況表示バーが表示されます。テストをキャンセルするには、進捗状況ウィンドウを閉じます。テストが終了すると、照会から返された行数が Campaign によって表示されます。

    重要: グローバル抑制およびセル・サイズ制限は、「件数確認」の数には適用されません。テスト照会は、正規化されていないデータを返す場合もあります。実行結果の正確な件数を取得するには、プロセスのテスト実行を行います。
  17. 「OK」をクリックしてこのセグメントの照会を保存し、「セグメントの編集」ダイアログを閉じます。
  18. 「セグメント・プロセス構成」ダイアログで、残りのセグメントを編集して、それらに対する照会を定義します。
  19. 「セグメント」、「抽出」、「全般」タブのコントロールを使用して、セグメント・プロセスの構成を続行します。詳しくは、以下のトピックを参照してください。
  20. 「OK」をクリックして選択内容を保存し、「セグメント・プロセス構成」ダイアログを閉じます。

    これで、プロセスが構成されました。予期される結果をプロセスが返すかどうかを確認するために、プロセスをテストできます。