抽出プロセス

抽出プロセスを使用して、あるテーブルからフィールドを選択し、以降の処理で使用するために別のテーブルにそれらのフィールドを書き出します。抽出プロセスは大量データを後続操作のために扱いやすいサイズに削減することを目的としており、これによってパフォーマンスが大幅に向上します。

抽出プロセスは、セル、単一テーブル、戦略的セグメント、最適化リスト (Contact Optimization のみ)、または eMessage ランディング・ページ (eMessage のみ) から入力を取得できます。入力として戦略的セグメントを選択した場合、フィールドを抽出するには、事前にそのセグメントをテーブルに結合しておく必要があります。

複数の抽出プロセスを連続して使用する場合は、最後の抽出プロセスにあるフィールドのみが書き出されます。

複数の抽出プロセスを並行して (同じフローチャート内の異なるブランチで) 使用する場合、それらのプロセスは、永続的なユーザー定義フィールドと同じように動作します。
  • 抽出されたフィールドは着信セルに添付されます
  • 抽出されたフィールドは、そのプロセス内の照会実行より前に計算されます
  • 以降のプロセスでは抽出された複数のフィールドが使用可能です
  • 抽出されたフィールドがコンタクト・プロセスに送信される場合は、次のようになります。
    • 抽出されたフィールドがセルに対して定義されていない場合、その値は NULL です
    • 単一の ID が複数のセルに存在する場合、セルごとに 1 つの行が出力となります
  • 抽出されたフィールドがセグメント・プロセスまたは決定プロセスに送信される場合、抽出されたフィールドは、照会によるセグメント化で使用できるように、選択されたすべての入力セルに存在している必要があります。

抽出されたテーブル

データは、Campaign サーバー上のバイナリー・ファイル、または UAC_EX 接頭部が付いたテーブルとして抽出されます。

抽出テーブルは、フローチャートの実行の終わりに削除されません。抽出テーブルは永続的であるため、ユーザーがフィールドのプロファイルなどの操作を実行するためにアクセスし続けることができます。

抽出テーブルは、それに関連する抽出プロセス、フローチャート、キャンペーン、またはセッションをユーザーが削除するときにのみ削除されます。

注: スペースを節約するために、システム管理者は UAC_EX プレフィックスを持つテーブルを定期的に削除できます。ただし、これらのテーブルを削除した場合は、フローチャートを再実行したり、存在しなくなったテーブルのフィールドのプロファイルを作成したりする前に、影響を受ける抽出プロセスを再実行する必要があります。再実行しない場合、Campaign によって、「テーブルが見つかりません」というエラーが生成されます。