オーディエンス・プロセス

オーディエンス・レベルは、口座、顧客、世帯、製品、ビジネス部門など、使用するターゲット・エンティティーを定義します。オーディエンス・プロセスをフローチャートで使用して、オーディエンス・レベル間を切り替えたり、オーディエンス・レベルによって ID をフィルターで除外したりします。

オーディエンス・レベルは、テーブル・マッピング・プロセス中に管理者によって定義されます。フローチャートでオーディエンス・プロセスを使用すると、キャンペーンでターゲットにするオーディエンス・レベルを指定できます。例えば、オーディエンス・プロセスを構成して、以下の操作を行うことができます。

オーディエンス・プロセスは定義された任意のテーブルから選択できるため、フローチャートの最上位プロセスとしてこのプロセスを使用して、データを最初に選択することができます。

オーディエンス・プロセスを使用するには、複数のオーディエンス・レベルが定義されている複数のテーブルで作業しなければなりません。これらのレベルは、単一のテーブルで定義され、あるレベルから別のレベルに「変換」するための関係を提供します。

オーディエンス・レベルを切り替えると、Campaign は、同じオーディエンス・レベルで定義されているデフォルト・キーを持つテーブルのみを表示します。異なるオーディエンス・レベルで定期的に作業する場合、Campaign 内で同じテーブルを複数回マップし、マップするたびに異なる 1 次/デフォルト・キーを使用することが必要になる場合があります。

オーディエンス・サイズの制限

オーディエンス・プロセスを構成する際の、1 オーディエンスごとのレコード数のデフォルト・サイズは「無制限」です。しかし、キャンペーン・フローチャートまたはプロセスのテスト実行を行う場合などに、オーディエンスのサイズを制限することもできます。

オーディエンス・サイズは任意の正整数に制限できます。オーディエンス・サイズを制限すると、適格となるレコードがランダムに選択されます。

その同じランダムなレコードのセットが、その後に続く各オーディエンス・プロセスの実行で使用されます (プロセスへの入力が変更されない場合)。結果をモデリングに使用する場合、このことは重要になります。各モデルの有効性を判断するには、同じレコードのセットで異なるモデリング・アルゴリズムを比較する必要があるからです。結果をモデリングに使用しない場合は、オーディエンス・プロセスを実行するたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されるように設定できます。これを行うには、ゼロ (0) のランダム・シードを使用します。値を 0 にすると、プロセスが実行されるたびに異なるランダムなレコードのセットが選択されます。