オーディエンス・レベルの切り替えとフィルター

オーディエンス・レベルを切り替えたり特定のオーディエンス・レベルを基準に ID をフィルターで除外したりするように、オーディエンス・プロセスを構成します。

始める前に

オーディエンス・プロセスを使用するには、複数のオーディエンス・レベルが定義されている複数のテーブルで作業しなければなりません。

このタスクについて

「オーディエンス・プロセス構成」ダイアログで使用可能なオプションは、以下に示すような、ユーザーが行うさまざまな選択に応じて異なります。

  • 入力と出力のオーディエンス・レベルを同じレベルにするか、違うレベルにするか。
  • オーディエンス・レベルの値がこれらのテーブルで正規化されるかどうか。
  • 選択されたテーブルに対して定義された複数のオーディエンス・レベルがあるかどうか。

このため、以下で説明するすべてのオプションが、入力と出力のテーブル選択のすべてのペアで使用可能とは限りません。

手順

  1. フローチャートを編集用に開きます。
  2. オーディエンス・プロセス 6 つの円と 2 つの線 をパレットからフローチャートにドラッグします。

    オーディエンス・プロセスは定義された任意のテーブルから選択できるため、フローチャートの最上位プロセスとしてこのプロセスを使用して、データを最初に選択することができます。選択やマージなどのプロセスを使用して、オーディエンス・プロセスへの入力を提供することもできます。

  3. フローチャートでオーディエンス・プロセスをダブルクリックします。

    「オーディエンス・プロセス構成」ダイアログ・ボックスが開きます。デフォルトでは、「ソース」タブが開いています。

  4. 「ソース」タブで、「入力」リストを開き、プロセスのデータ・ソースを選択します。セグメント、テーブル、または出力セルを、オーディエンス・プロセスに入力を提供している任意のプロセスから選択できます。

    選択した入力のオーディエンス・レベルが「入力」フィールドの横に表示されます。入力がない場合は、オーディエンス・レベルは「未選択」と表示されます。

    ヒント: 「選択」オプションに、入力オーディエンス・レベルが示されます。例えば、オーディエンス・レベルが Customer の場合、「1 エントリー (Customer 単位)」を選択できます。オーディエンス・レベルが世帯の場合、「1 エントリー (世帯単位)」を選択できます。
  5. 「オーディエンスの選択」リストから出力オーディエンス・レベルを選択します。
    注: 予期されるオーディエンス・レベルが表示されない場合は、テーブルの再マップを試してみることができます。

    「選択」オプションは現在、入力と出力の両方のオーディエンス・レベルを反映しています。

    例えば、入力が「世帯」で出力が「顧客」である場合、「選択」オプションには、「すべての顧客エントリー」「数個の顧客エントリー」「世帯ごとに 1 つの顧客エントリー」というラベルが付けられます。

  6. 「選択」および「フィルター」オプションを使用して、レコードを選択する方法を指定します。選択可能なオプションは、すべての ID を選択するか (この場合、フィルタリングは不可)、レベルを切り替えるか、同じレベルにとどまるかによって異なります。 オーディエンス・レベルを切り替えるかどうかに基づいて選択およびフィルタリングを行う方法について詳しくは、以下のセクションを参照してください。
  7. オプションで「セル・サイズの制限」タブを使用して、実稼働実行中またはテスト実行中にプロセスで生成される ID の数を制限します。出力セル・サイズの制限を参照してください。
  8. 「全般」タブを使用して、以下のオプションを設定します。
    1. プロセス名: フローチャートおよび様々なダイアログやレポートでプロセスを識別するための記述名を割り当てます。
    2. 出力セル名: この名前は、デフォルトで「プロセス名」と一致します。ダイアログやレポートで出力セル (プロセスが取得する ID のセット) を識別するために使用されます。
    3. (オプション) 「ターゲット・セルへのリンク」: ターゲット・セル・スプレッドシート内のターゲット・セルを組織で事前定義する場合は、このステップを実行します。フローチャート・プロセスの出力に事前定義のターゲット・セルを関連付けるには、「ターゲット・セルへのリンク」をクリックして、スプレッドシートからターゲット・セルを選択します。「出力セル名」および「セル・コード」がターゲット・セル・スプレッドシートから継承され、これらのフィールドの値が両方とも、リンク関係があることを示すイタリックで表示されます。
    4. セル・コード: セル・コードには標準形式があり、システム管理者によって決定されます。生成されたセル・コードは固有です。セル・コードの変更は、それが及ぼす影響を把握していない場合は行わないでください。デフォルトでは、プロセス内で作成されるセルの名前はそのプロセス名と一致します。出力セル名への変更を保存すると、「自動生成」が選択されている場合は、セル・コードが再生成されます。セル・コードを変更したくない場合は、「自動生成」のチェック・マークを外しておきます。セル名およびセル・コードを参照してください。
    5. :「説明」フィールドを使用して、プロセスの目的や結果を記述します (例えば、「1 世帯につき 1 個人にコンタクトする」など)。フローチャート内のプロセス・ボックス上にカーソルを置くと、このフィールドの内容が表示されます。
  9. 「OK」をクリックすると、構成が保存され、閉じます。

    これで、プロセスが構成されました。予期される結果をプロセスが返すかどうかを確認するために、プロセスの実行をテストできます。