ミーティング 11.5 からのアップグレード
このセクションでは、Sametime ミーティング 11.5 から 11.6 リリースへの更新について説明します。
始める前に
Sametime ミーティングを 11.6 に更新するには、次の機能が必要になります。
- HCL Sametime コミュニティー 11.6
- HCL Sametime プロキシ 11.6
- MongoDB で利用可能な接続
注:
- Sametime ミーティング 11.6 は Sametime コミュニティーおよびプロキシ 11.5 と互換性がありません。すべてのサーバーは Sametime 11.6 である必要があります。
- Docker では、Docker Compose 1.29 以降が必要です。
このタスクについて
Sametime ミーティングのリリースでは、MongoDB サーバーへのアクセスが必要です。既存の MongoDB サーバーを再使用できます。
注: ミーティング・データベースに特別な設定手順は必要ありません。これは Sametime ミーティング・サーバーが MongoDB に接続されると自動的に作成されます。
Docker で行う場合
この例では、簡潔にするためにディレクトリー構造 /opt/STMeetingServer を使用します。
- /opt/STMeetingserver で以下を実行して Sametime ミーティング・サーバーを停止します。
> docker-compose down
- extra_hosts などの参照用に docker-compose.yml ファイルをバックアップします。
- sametime.meeting アーカイブを /opt/STMeetingServer に解凍します。これにより、フォルダー内の複数のファイルが上書きされます。
> unzip sametime-meetings.zip -d /opt/STMeetingServer
- install.sh スクリプトを実行し、必要に応じてプロンプトに従い情報を提供します。sametime.ini からエンコードされたシークレットをコピーするか、この更新で新しいシークレットを作成できます。
> ./install.sh
注: ミーティングをインストールすると、アップグレードまたはフル・インストールが検出されます。 - この時点で、必要に応じて新しい jitsi-config フォルダーを更新し、必要な TLS 証明書または他のカスタム設定を変更できます。その場合は、必ず標準の手順に従ってください。
- 問題が発生し、前のバージョンに「ロール・バック」する必要がある場合は、次のようにします。
in /opt/STMeetingServer issue >docker-compose down in /opt/STMeetingServer_bak issue > docker-compose up -d
注: アップグレードが完了したら、ブラウザー・キャッシュをクリアして、保存される可能性がある認証トークンをリフレッシュします。
Kubernetes で行う場合
- 11.6 zip ファイルを、マスター kubernetes ホスト自体、または kubernetes クラスターへの管理アクセス権限があるマシンのいずれかのディレクトリーに解凍します。
- そのディレクトリーに変更し、次のコマンドを実行して Docker イメージを Docker レジストリーにロードします。
./load.sh
- values.yaml ファイルを必要に応じて編集し、prepareDeployment.sh コマンドを実行して現在の設定を検出し、必要な場合はそれらをコピー/更新します。
./prepareDeployment.sh
注: 続行しますかという質問に対して「Y」と回答します。「N」と回答した場合、インストール・スクリプトにより必要なステップが指示されます。
- helm upgrade コマンドを実行して 11.6 にアップグレードします。
helm upgrade meetings -n default helm/.
注: 必要に応じて、helm コマンドを実行してロールバックします。