コンテナー化された Domino サーバーのアップグレード

コンテナー化された Domino サーバーのアップグレードは、コンテナー化されていないサーバーのアップグレードと非常によく似ています。ただし、コンテナー化された Domino サーバーのアップグレードでは、新しいバージョンをインストールする代わりに、既存のコンテナーが停止および削除され、既存のデータボリュームで、更新された Domino コンテナーイメージを使用して新規コンテナーが作成されます。新規イメージを使用してコンテナーを初めて開始すると、既存のデータボリュームにテンプレートが適用されます。

このタスクについて

コンテナー化された Domino サーバーをアップグレードするには、現在の Domino バージョンのコンテナーを停止および削除し、新しいコンテナーイメージと既存のデータボリュームを使用して新しいコンテナーを作成します。

手順

  1. HCL Licensing Portal から新しい Domino Docker Web キットをダウンロードします。
  2. Docker ターミナルウィンドウから、Web キットで提供されている Domino コンテナーイメージ tar アーカイブファイルを Docker にロードします。
    docker load --input <tar archive file>
    
    以下に例を示します。
    docker load --input Domino_1202_DockerImage.tgz
  3. 既存の Domino コンテナーを停止します。
    docker stop <container>
  4. 既存の Domino コンテナーを削除します。
    docker rm <container>
    以下に例を示します。
    docker rm domino12
  5. コンテナー環境で Domino をセットアップする」の説明に従い、新しいイメージと既存のデータボリュームを使用して新しい Domino コンテナーを作成します。
    注: Domino Docker イメージの名前を特定するには、Docker ターミナルウィンドウから次のコマンドを実行して、システム上の Docker イメージの名前をリストします。
    docker image ls