Domino on Docker

HCL Domino® は、現在の Docker ランタイムまたは Podman ランタイムで使用できるコンテナーイメージとして利用できます。このイメージには HCL Domino がプレインストールされており、ごくわずかなコマンドで Domino サーバーをコンテナーとして展開できます。

Domino 12.0.2 以降、コンテナーイメージは HCL オープンソース domino コンテナープロジェクトに基づきます。

この資料では、共通機能に関する情報を提供します。その他の使用可能な機能については、「HCL オープンソース Domino コンテナーコミュニティー」で説明されています。

注: イメージは、HCL Licensing Portal からダウンロードできます。
はじめに、知っておくと便利なコンテナーの用語をいくつかご紹介します。
  • イメージ アプリケーションをビルドして実行可能な状態にしたファイル。イメージは Docker にアップロードされ、コンテナーの作成と実行に使用されます。
  • コンテナー アプリケーションの実行に必要な実行可能ソフトウェアとファイルを含む Docker ホスト上の分離された場所。コンテナーは、ホスト・オペレーティング・システムが管理する不要なファイルを除外します。
  • ボリューム アプリケーションによって読み取りまたは書き込まれるデータを格納する Docker 上の場所。コンテナーは簡単に削除および再作成されますが、ボリュームは保持されます。Domino データディレクトリーはボリュームに保存され、ボリュームの内容に影響を与えることなく、対応する Domino コンテナーに対して処理できます。
  • Docker デーモンdockerコンテナーを作成および管理するコマンドを介して操作する Docker サービス。Docker エンジンとも呼ばれます。
  • Docker ホスト Docker デーモンを実行する物理コンピュータ。
  • Podman は、同じコマンドを提供する代替ランタイムです。発行するコマンドで「docker」を「podman」に置き換えます。