ドメイン文書を使用する

ドメイン文書は、メール配信で使用するドメインを定義するための文書です。

このタスクについて

ドメイン文書の各タイプについては、関連トピックを参照してください。

手順

  1. Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
  2. ドメインを選択して [ドメイン] ビューを開きます。
  3. [ドメインの追加] をクリックして新しいドメイン文書を作成します。
  4. [ドメインタイプ] フィールドで、作成するドメイン文書の種類を選択します。
    • 外部ドメイン。異種 SMTP ドメイン文書は、SMTP 配信を使用せず、DNS にアクセスできないサーバーに、アウトバウンドインターネットメールの配信に必要な次の中継サーバーについての情報を提供します。また、SMTP でメールを配信するサーバーで異種 SMTP ドメイン文書を使用すれば、送信されるメールの宛先ごとに異なる配信パスを設定することもできます。
    • 非隣接ドメイン。非隣接ドメイン文書を作成して、非隣接ドメインへのメッセージ配信を制御します。非隣接ドメイン文書には次の 3 つの機能があります。
      • 次の中継ドメインについての情報を供給して、非隣接ドメインへの配信パスを指定する。
      • 別のドメインからのメールの非隣接ドメインへの配信を制限する。
      • スケジュールを設定している間に、非隣接ドメイン同士の空き時間検索に使用するカレンダーサーバーを定義する。
    • 隣接ドメイン。隣接ドメイン文書は、隣接する任意のドメインから別のドメインへのメール転送制限を指定する必要がある場合にのみ作成します。メールが隣接ドメイン文書で指定されたドメインに、自分のドメインを経由して配信されるのを許可したり拒否したりできます。
    • 異種 X.400 ドメイン。X.400 MTA は、リリース 8.5 より前の Domino でのみサポートされています。引き続き Domino Administrator を使用して、以前のリリースからの既存の接続を設定したり維持したりできますが、それは、以下のリリースを実行するサーバー上でのみ可能です。
    • 異種 SMTP ドメイン。異種 SMTP ドメイン文書は、SMTP 配信を使用せず、DNS にアクセスできないサーバーに、アウトバウンドインターネットメールの配信に必要な次の中継サーバーについての情報を提供します。また、SMTP でメールを配信するサーバーで異種 SMTP ドメイン文書を使用すれば、送信されるメールの宛先ごとに異なる配信パスを設定することもできます。
    • 異種 cc:Mail ドメイン。cc:Mail MTA は、リリース 8.5 より前の Domino でのみサポートされています。引き続き Domino Administrator を使用して、以前のリリースからの既存の接続を設定したり維持したりできますが、それは、以下のリリースを実行するサーバー上でのみ可能です。
    • グローバルドメイン。グローバルドメイン文書は、Domino ドメインの内側と見なされる、ローカルドメインがメールを受け入れるインターネットドメインを定義します。また、グローバルドメイン文書は、アウトバウンドの SMTP メッセージに記載された送信者の Notes® メールアドレスをインターネットアドレスに変換するルールを定義します。インターネットドメイン名を複数使用している場合は、グローバルドメイン文書を作成して、インバウンドメールの宛先となる様々なインターネットドメイン名を定義します。デフォルトでは、Domino ディレクトリにグローバルドメイン文書はありません。