データ・インポートの実行

9.2.2 9.2.2 から使用可能です。この REST API を使用して、データ・インポートの状況を検査したり、未加工のデータのみまたは完全なデータのインポートを実行したりできます。これらのアクションはすべて、共通の API 要求を通じて実行されます。これらを区別するには、要求に特定のパラメーターを追加します。この API を使用するには、api/import_status.json エレメント、またはその別名である api/management/imports.json に対して GET 操作を使用します。

始める前に

An icon representing a user. You must have the Manage Imports permission to perform this task.

インポート状況の検査

データ・インポートの実行を開始する前に、データ・インポートの状況を取得して、現在進行中のデータ・インポートがないことを確認します。取得可能な状況は、「HTTP 会話の例」で説明されています。インポート状況を検査するには、以下の要求を使用します。
https://hostname:port/api/import_status.json?token=token

「未加工のデータのみ」インポートの実行

「未加工のデータのみ」インポートを実行すると、未加工のスキャン結果のみを取得するため、処理が高速です。このタイプのデータ・インポートは、REST API を使用して未加工のスキャン結果を取得するために使用されます。「未加工のデータのみ」データ・インポートには、インポート処理の以下のステップがあります。

  • モデルの初期化:
    Calling Model.before_snapshot
  • 各データ・ソースの初期化:
    Initialize datasource #{datasource.name}
  • コンピューター・データ:
    RawComputerId
    Computer
    ComputerPropertyValue
    ComputerDimension
  • コンピューター関連ファイル:
    RawDatasourceFile
    DatasourceFile
    SAM::ScanFile
  • スキャン済みのファイル、パッケージ、UNIX パッケージ、およびアプリケーション使用状況データ:
    SAM::FileFactDelta
    SAM::FileFact
    SAM::RawPackageFact
    SAM::PackageFact
    SAM::RawUnixPackageFact
    SAM::UnixPackageFact
    SAM::RawAppUsagePropertyValue
    SAM::AppUsagePropertyValue
未加工データのインポートを開始するには、API 要求に run パラメーターを追加し、値として raw_only を指定します。
https://hostname:port/api/import_status.json?token=token&run=raw_only
注: 「未加工のデータのみ」データ・インポートを実行した後、その未加工データを REST API により取得できますが、これは UI には表示されません。UI には、引き続き最後の正常なデータ・インポートによる環境の状態が表示されます。唯一の例外は、「課金データ」レポートに、未加工のみのデータ・インポートの後に最新のデータ・イベントが表示されることです。詳しくは、「未加工スキャン・データのインポート」を参照してください。

完全なデータ・インポートの実行

REST API を使用して完全なインポートを実行することは、UI からデータ・インポートを実行するのと同じ効果があります。データのインポートを開始するには、API 要求に run パラメーターを追加し、値として Complete を指定します。
https://hostname:port/api/import_status.json?token=token&run=complete

操作の説明

注: 各 API 要求は、token パラメーターを使用して認証する必要があります。これは、認証トークンを取得するための REST API を使用して取得できます。BigFix Inventory にログインして「ユーザー」アイコン にカーソルを移動して、「プロファイル」をクリックすることもできます。次に、「トークンの表示」をクリックします。
1. 操作の説明
操作の詳細 「説明」
操作 GET /api/import_status.json。またはGET /api/management/imports.json
目的 データのインポートの状況を返します
HTTP メソッド GET
リソース URI https://server_host_name:port_number/api/import_status.json。またはhttps://server_host_name:port_number/api/management/imports.json
URL リンク関係 n/a
URI 照会パラメーター n/a
要求ヘッダー
ヘッダー
Accept-Language (オプション)
en-US (英語のみをサポート)

応答の言語のネゴシエーションに使用されます。このヘッダーを指定しない場合、コンテンツはサーバーの言語で戻されます。

要求ペイロード n/a
要求 Content-Type
  • application/json
応答ヘッダー
ヘッダー
Content-Type
application/json

応答のコンテンツ・タイプを指定します。

ヘッダー
Content-Language
en-US, …;

応答のコンテンツの言語を指定します。このヘッダーを指定しない場合、コンテンツはサーバーの言語で戻されます。

応答ペイロード Import status element
応答 Content-Type
  • application/json
正常な HTTP 応答コード
  • 200 – OK
エラーの HTTP 応答コード
  • 500 – “Bad Request” 照会パラメーターにエラーがあるか、照会パラメーターが欠落している場合

メッセージの本文にはエラー・メッセージと詳細が含まれます。

照会パラメーター

照会パラメーターを使用して、検索結果を絞り込んだり、追加アクションを実行したりできます。以下の表は、api/import_status.json および api/management/imports.json エレメントに対して使用できる照会パラメーターを示しています。
2. データ・インポートの実行およびその状況の取得のための照会パラメーター

表は、4 つの列と 9 つの行から成ります。

パラメーター 「説明」 必須
format 取得する情報の形式を指定します。取り得る値は json または xml です。
json 形式で情報を取得するには、次のとおり指定します:
URL?format=json
いいえ ストリング
トークン 固有のユーザー認証 ID。自分のトークンは、BigFix Inventory の「プロファイル」設定に表示できます。 はい 英数字
実行 実行するデータ・インポートのタイプを指定します。指定可能な値は以下のとおりです。
  • complete - 完全なデータ・インポートを実行します
  • raw_only - 未加工のスキャン結果のみを取得する「未加工のデータのみ」インポートを実行します。データは集約されないため、UI には表示されません。データは REST API を使用してのみ取得できます。
いいえ ストリング

HTTP 会話の例

要求
GET api/import_status.json
?token=7adc3efb175e2bc0f4484bdd2efca54a8fa04623
Host: localhost:9081 
Accept: application/json 
Accept-Language: en-US
応答ヘッダー
HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
Content-Language: en-US
応答の本文 (JSON)
データ・インポートが一度も開始されていない場合:
{
  "mode": "none",
  "can_run_imports": true,
  "import_status_url": "/import_status",
  "import_create_url": "/management/imports",
}
データ・インポートが進行中の場合:
{
  "mode": "running",
  "can_run_imports": true,
  "import_status_url": "/import_status",
  "import_create_url": "/management/imports",
  "progress": 59
}
データ・インポートが実行されていない場合:
{
  "mode": "idle"/"pending",
  "can_run_imports": true,
  "import_status_url": "/import_status",
  "import_create_url": "/management/imports",
  "last_status": successful,
  "last_success_time": "2015-06-18T04:00:29Z"
  "last_import_time": "2015-06-18T04:00:29Z",
  "last_import_type": "raw_only"
  "next_import_time": "2015-06-20T06:00:00Z",
  "next_import_time_in": 75057,
  "next_import_type": "complete"
}
各部の意味は以下のとおりです。
  • mode - データ・インポートの状況。以下の値をとることができます。
    • none - データ・インポートが一度も開始されていない
    • idle - データ・インポートは現在実行されていない
    • running - データ・インポートは進行中
    • pending - ユーザー・インターフェースで実行されるアクションが、データ・インポートを開始して変更を有効にすることを必要とする
  • can_run_imports - この API を取得するユーザーがインポートを実行できるかどうかを示します。
  • import_status_url - この API の Web アドレス。
  • import_create_url - BigFix Inventory のデータ・インポート・パネルの Web アドレス。
  • progress - 実行中のインポートの進行状況パーセント。
  • last_status - 最後のインポートの状況。
  • last_success_time - 最後の正常なインポートの時刻。
  • last_import_time - 最後のインポートの時刻。
  • last_import_type - 最後のインポートのタイプ。
  • next_import_time - 次にスケジュールされているデータ・インポートの時刻。
  • next_import_time_in - 次にスケジュールされているデータ・インポートまでの残り時間 (秒)。
  • next_import_type - 次にスケジュールされているデータ・インポートのタイプ。