AppScan ソース・データベース を、Common Access Card (CAC) 認証が有効になっている AppScan Enterprise Server に登録

AppScan® Enterprise Server が Common Access Card (CAC) 認証に対して有効になっている場合、このヘルプ・トピックに記載されているユーティリティーですべてのサーバー設定を完了します。

注: CAC 認証が有効になっている AppScan Enterprise Server へのAppScan ソース・データベース の登録は Windows でのみサポートされています。

AppScan ソース には、CAC 認証が有効になっている AppScan Enterprise Server にデータベースを登録できる 2 つのユーティリティーが含まれています。ユーティリティーを使用できるようにするには、以下の手順を実行します。

  1. <install_dir>\appscanserverdbmgr_cac ディレクトリー (<install_dir>AppScan ソース インストールの場所です) を見つけます。
  2. <install_dir>\appscanserverdbmgr_cac\bin のコンテンツを <install_dir>\bin にコピーします。
  3. <install_dir>\appscanserverdbmgr_cac\lib のコンテンツを <install_dir>\lib にコピーします。
  4. コマンド・プロンプトで、ディレクトリーを <install_dir>\bin に変更し、以下のユーティリティーのいずれかを起動します。
    • SHA-2 クライアント証明書を使用しており、Federal Information Processing Standard (FIPS) モードを実施したい場合、appscanserverdbmgr_cac_fips.bat-client_cert_auth 引数を指定して起動します。例えば、ディレクトリーを C:\Program Files (x86)\IBM\AppScanSource\bin に変更して、次のコマンドを発行します。 appscanserverdbmgr_cac_fips.bat -client_cert_auth
    • その他すべてのシナリオで、appscanserverdbmgr_cac.bat-client_cert_auth 引数を指定して起動します。例えば、ディレクトリーを C:\Program Files (x86)\IBM\AppScanSource\bin に変更して、次のコマンドを発行します。 appscanserverdbmgr_cac.bat -client_cert_auth

以下の追加パラメーターを使用してツールを呼び出すことができます。

表 1. appscanserverdbmgr.bat パラメーター
パラメーター 説明 IBM® Security AppScan Enterprise Server データベース構成グラフィカル・ユーザー・インターフェースでの同等の指定
なし 以下に示されているような AppScan Enterprise Server および AppScan ソース・データベースの構成情報の入力および検証を行えるグラフィカル・ユーザー・インターフェースを起動します。
-s AppScan Enterprise Server インスタンスの URL。例えば、https://localhost:9443/ase/ サーバー URL
-u

リストから管理者の CAC 共通名を選択します。

製品管理者
-forceTLSv12 AppScan Enterprise Server で NIST 800-131a 準拠が有効になっている場合にのみ、この設定を true に指定します (そうしないと、サーバー接続が失敗します)。AppScan Enterprise Server で NIST 800-131a 準拠が有効になっていない場合は、この設定を false に指定します。 Force TLSv1.2
-dbClient AppScan ソース・データベースsolidDB® の場合、1 に指定します。Oracle の場合、2 に指定します。 IBM SolidDB または Oracle
-dbConnString データベース接続文字列 (例: "Driver={IBM solidDB 7.0 32-bit - (ANSI)}")。

Oracle データベースを実行する場合、Oracle TNS 別名の構成に従ってサーバーを構成してあれば、TNS 別名を指定できます。

接続文字列
-dbConnInfo データベース接続情報 (例: "tcp myhostname.mydomain.com 2315")。
注: 完全修飾ホスト名ではなく localhost を指定すると、データベースに接続できるのはローカル・マシンのユーザーのみになります。
接続情報
-dbUserid データベース・ユーザー・アカウントのユーザー ID。 データベース・ユーザー ID
-dbPassword データベース・ユーザー・アカウントのユーザー ID のパスワード。 パスワード

グラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用している場合は、AppScan Enterprise Server セクション内のすべての項目を入力した後、「接続の検証」をクリックします。項目を検証したら、AppScan ソース・データベース セクション内の項目に入力して、「接続の検証」をクリックします。データベース項目を検証したら、「変更を適用」をクリックしてデータベースをサーバーに登録します。

AppScan Enterprise Server が CAC 認証に対して有効になっている場合、AppScan Enterprise Server セクションで「変更の適用」または「接続の検証」をクリックすると、「Windows セキュリティー」ダイアログ・ボックスに CAC カードの PIN を入力するように促されます。