グローバル・コマンド (Linux と macOS)

グローバル・コマンドを使用して、CLI ヘルプと Static Analyzer コマンド行ユーティリティー のバージョン情報を表示します。

appscan.sh help

構文:

appscan.sh help <command>

説明:

すべてのコマンドまたは各コマンドのヘルプを表示します。

オプションのフラグ/設定:

  • <command>: 各コマンドのヘルプを表示するには、ここで指定します。
ヒント: すべてのコマンドで、オプションは任意の順序で使用できます。

例:

prepare コマンドのヘルプを表示するには、次のように指定します。

appscan.sh help prepare

appscan.sh version

構文:

appscan.sh version

説明:

Static Analyzer コマンド行ユーティリティーのバージョンを表示します。

appscan.sh update

構文:

appscan.sh update
appscan.sh checkUpdate

説明:

HCL AppScan on Cloud サーバーで新しい更新が使用可能か確認します。新しいバージョンが使用可能な場合、このコマンドは現在のバージョンと同じ場所にダウンロードしてインストールします。

現在インストールされている SAClientUtil にデフォルトのパッケージ名が使用されている場合 (例: ./SAClientUtil.8.0.nnnn)、更新が完了すると、バージョン・ストリングがディレクトリー名から削除されます (例: ./SAClientUtil)。 SAClientUtil ディレクトリーにカスタム名が使用されている場合、その名前は更新後も維持されます (例: ./MySAClient)。

サーバーに使用可能な新しい更新がない場合は、ユーザーに通知されます。

例:

appscan.sh checkUpdate
実際に製品を更新する前に、サーバーで更新が使用可能か確認してください。更新が使用可能な場合は、更新されたバージョン番号も含めてユーザーに通知されます。例えば、以下のような通知が届きます。「更新が使用可能です。バージョン: 8.0.1401。」
appscan.sh update

サーバーで使用可能な更新が見つかった場合は、更新のダウンロードとインストールが行われ、ユーザーに次のように通知されます。

source ./appscan.sh update 

An update is available. Version: 8.0.1401 
Downloading the update...
Extracting the update... 
Update complete. 

New version is located at: <SAClientUtil>/bin
注: Linux システムで update コマンドを正しく実行するには、次の手順を実行します。
  1. <SAClientUtil>/bin ディレクトリーに移動します。<SAClientUtil> は、update コマンドをサポートする、新たにダウンロードしたユーティリティーを表します。
  2. 実行:
    • source ./appscan.sh update、または
    • . ./appscan.sh update