スケジュールの作成ウィザード

このセクションでは、スケジュールを作成する場合に使用するページについて詳しく説明します。

以下の表に、Campaign フローチャート、eMessage メーリング、Contact Optimization セッション、外部スクリプト、および API 呼び出しの実行をスケジューリングする際に使用するフィールドを示します。
表 1. スケジュールの作成ウィザードのフィールド
フィールド 説明
タスク・タイプの選択 スケジュールするオブジェクトのタイプ。以下のオプションを使用できます。
  • 外部タスク - スクリプト

    IBM® Marketing Software の外部にあるバッチまたはシェル・スクリプトで定義されているタスクのスケジュール呼び出しを可能にします。

    Marketing Platform フィックスパック 10.0.0.1 を適用した場合に限り、Marketing Platform インストール済み環境の下の conf ディレクトリーのホワイトリスト・ファイルに、対象のスクリプトをリストする必要があります。また、スクリプトは、Marketing Platform が配置された Web アプリケーション・サーバーに置く必要があります。

  • 外部タスク - API

    IBM Marketing Software の外部にある API のスケジュール呼び出しを可能にします。

    Marketing Platform フィックスパック 10.0.0.1 を適用した場合に限り、Marketing Platform インストール済み環境の下の conf ディレクトリーのホワイトリスト・ファイルに、対象の API をリストする必要があります。

  • Campaign フローチャート

    Campaign フローチャートのスケジュール呼び出しを可能にします。このオプションを選択すると、Campaign リスト・ページが表示されるので、そこでキャンペーンを選択し、オプションでフローチャート・オーバーライド・パラメーターを設定し、フローチャートの実行をスケジューリングします。

  • Contact Optimization セッション

    Contact Optimization セッションのスケジュール呼び出しを可能にします。このオプションを選択すると、Contact Optimization セッション・リストのページが表示されるので、そこで、セッションを選択し、スケジューリングします。

  • eMessage メール配信 (mailing)

    eMessage のメール配信のスケジュール呼び出しを可能にします。このオプションを選択すると、eMessage メーリング・リストのページが表示されるので、そこで、メーリングを選択し、スケジューリングします。

  • Marketing Operations 一括非アクティブ化

    Marketing Operations 内のプロジェクトの一括非アクティブ化のスケジューリングを可能にします。このオプションを選択すると、Marketing Operations の管理設定ページが表示されるので、そこで「非アクティブ化管理」をクリックし、一括非アクティブ化をスケジューリングします。

  • アラート

    IBM Marketing Software のユーザーのアラートのスケジューリングを可能にします。このオプションを選択するとウィンドウが表示されるので、そこでメッセージのタイトル、メッセージの本文、および重大度を設定します。「このアラートのスケジュール」をクリックした後、アラートのスケジュールを作成できます。

    ユーザーは、重大度に応じて、通知サブスクリプションを管理することができます。

  • 通知

    IBM Marketing Software のユーザーのための通知のスケジューリングを可能にします。このオプションを選択するとウィンドウが表示されるので、そこでメッセージのタイトル、メッセージの本文、および重大度を設定します。「この通知のスケジュール」をクリックした後、通知のスケジュールを作成できます。

    ユーザーは、重大度に応じて、通知サブスクリプションを管理することができます。

スケジュール名 スケジュールの名前を入力してください。
スケジューラー・グループ 1 つ以上の制限グループを作成してある場合、このスケジュールをグループに関連付けて、同時に実行できるこのスケジュールの実行数を制限することができます。「構成」ページで構成されている制限グループがこのフィールドのオプションとして表示されます。
説明 スケジュールの説明を入力してください。
実行パラメーター

API およびスクリプトをスケジュールするときに使用します。

Marketing Platform フィックスパック 10.0.0.1 を適用した場合に限り、API 呼び出しまたはスクリプトをスケジュールするために作成する外部タスクに対して、ホワイトリスト前提条件が適用されます。外部タスクをスケジュールするには、事前に対象の API またはスクリプトを、Marketing Platform インストール済み環境の conf ディレクトリーにあるホワイトリストに追加しておく必要があります。

  • API をスケジュールする場合は、URI に加えてパラメーター (存在する場合) を次の例に示す形式で入力します。

    パラメーターなしの API: http://example.com

    パラメーターありの API: http://www.example.com/tickets?fields=id&state=open&sort=updated_at

    現在のところ、URI 内の Marketing Platform トークンのサポートはありません。

  • スクリプトをスケジュールする場合は、Marketing Platform サーバー上にあるスクリプトの絶対パスに加えて、パラメーター (存在する場合) を次の例に示す形式で入力します。パラメーター名を二重の番号記号 (##) で囲んで指定し、その後にスペースを入れます。
    • Windows 例

      パラメーターなしのスクリプト: C:\Scripts\ExecuteDatabaseJob.bat

      パラメーターありのスクリプト:

      C:\Scripts\RunETLJobs.bat ##username## ##password## ##db_table##

    • UNIX 例

      パラメーターなしのスクリプト: /opt/ExecuteDatabaseJob.sh

      パラメーターありのスクリプト:

      /opt/RunETLJobs.sh ##username## ##password## ##db_table##

これらのタスクの実行は非同期です。Marketing Platform では、スクリプトおよび API タスクが成功したか失敗したかを追跡しません。ステータスは、単に正常に起動したかどうかを示すだけです。

正常完了時にトリガーを送信する このスケジュールの実行が正常に完了したときに、その実行がトリガーを送信するようにするには、トリガー・テキストをここに入力してください。その他のスケジュールがこのトリガーを listen するように設定することができます。
エラーの発生時にトリガーを送信する このスケジュールの実行が失敗したときにその実行がトリガーを送信するようにするには、トリガー・テキストをここに入力してください。その他のスケジュールがこのトリガーを listen するように設定することができます。
検索タグ / キーワード 検索で使用するためにスケジュールに関連付けるタグを入力します。複数のエントリーを指定する場合は、コンマで区切ります。
スケジュール・ステータス スケジュールが有効か無効か。スケジュールを無効にした場合、そのスケジュールの将来の実行またはキューに入れられている実行にのみ適用されます。現在進行中の実行には影響しません。デフォルトのステータスは、「有効」です。
タイム・ゾーンの選択 サーバーのデフォルト以外のオプションを選択すると、スケジュール管理ページの「開始」「終了」、および「最終更新」の各列に、サーバーのデフォルト時刻と選択したゾーンの時刻の両方が表示されます。
開始時期 以下のいずれかのオプションを選択して、スケジュールを最初に実行する時刻を指定します。開始時刻は、最初の実行のみに適用されます。これは、スケジュールが実行に最初に適格になる時刻を定義します。以下のいずれかの状況では、実際の初回実行が、開始日より後になる可能性があります。
  • トリガーを待機するようにスケジュールを構成する。
  • スケジュールが制限グループのメンバーである。
  • スケジュールで繰り返しパターンを使用する。
  • 今すぐ
  • 指定日時に - 日時を選択してください。
  • トリガー発生時に - 既存のトリガーを選択するか、新規トリガーを入力してください。新規トリガーを入力する場合は、この同じストリングを成功時または失敗時に送信するようにスケジュールを構成する必要があります。
  • 指定日以後のトリガー発生時に - 既存のトリガーを選択するか新規トリガーを入力し、日時を選択してください。新しいトリガーを入力する場合は、この同じストリングを成功時または失敗時に送信するようにスケジュールを構成する必要があります。
  • 他のタスクの完了時 - 既存のスケジュールのリストから選択します。選択した他のスケジュールの実行が終了した時点で初めて、このスケジュールが実行されます。
実行回数 (Number of runs)

以下のオプションの 1 つを選択して、実行の数を指定します。

  • 1 回だけ実行 - スケジュールは 1 回実行されます。指定する開始日時に実行を開始する場合に使用できます。
  • n 回実行後に停止 - 指定の実行数が (成功か失敗かに関係なく) 発生した後か、または終了日に達するか、どちらか早い方の条件で実行が停止します。
  • 指定日時に停止 - 指定の終了日時に達するまで、実行が定義された回数だけ開始されます。制限による制約によって実行が遅延した場合は、この日時の後で実行が発生することもあります。
  • 他のタスクの完了時 - スケジュールは、このオプションで選択された他のすべてのタスクが正常に完了したときにのみ実行されます。
「繰り返しの設定」ボタンをクリックすると、以下のいずれかのオプションを選択できます。
  • 定義済みの繰り返しパターンを使用 - リストからパターンを選択してください。Marketing Platform には事前定義されたパターンのセットが用意されています。また、「構成」ページでプロパティーを追加して、独自のパターンを作成することができます。
  • 単純なカスタム繰り返しパターンを使用 - 間隔を選択してください。
  • cron 繰り返し表現 - 有効な cron 式を入力してください。