片方向 SSL の実装

このセクションでは、IBM® Marketing Software における片方向 SSL について説明します。

ネットワークを介して接続する 2 つのアプリケーション間で保護する必要がある通信はすべて、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルを使用して送信することができます。

SSL は、次のようにしてセキュア接続を提供します。

• アプリケーションが別のアプリケーションの ID を認証できるようにする

• 秘密鍵を使用して、SSL 接続を介して転送されたデータの暗号化および暗号化解除を行う

アプリケーションに SSL が構成されている場合は、URL にあるとおり、HTTP ではなく HTTPS が Web トラフィックに使用されます。

プロセスが相互に通信する場合、要求を出すプロセスはクライアントとして動作し、要求に応答するプロセスはサーバーとして動作します。完全なセキュリティーを目指すには、IBM Marketing Software 製品とのすべての形式の通信に SSL を実装する必要があります。

SSL は、片方向または両方向に構成できます。片方向 SSL では、サーバーはクライアントに対して証明書を提示する必要がありますが、クライアントはサーバーに対して証明書を提示する必要はありません。SSL 接続のネゴシエーションを成功させるには、クライアントがサーバーを認証する必要があります。サーバーは、すべてのクライアントからの接続を受け入れます。