オファー・フィルタリング・サマリー・レポート

オファー・フィルタリング・サマリー・レポートには、Contact Optimization セッション内の各ルールによって削除される推奨コンタクトの数 (および関連したパーセンテージ) が表示されます。

注: 付加/除外ルールすべての数は、このレポートで単一のエントリーとして報告されます。個々の除外ルールの詳細はサポートされていません。

最適化済みコンタクト・リストの存続コンタクトの数が多すぎるか少なすぎる場合、このレポートを使用して、各ルールの影響を把握することができます。その後、制限が強化または緩和されるようにルールを変更することができます。

注: ルールが表示される順序は「ルール」タブで表示される順序と同じですが、最適化プロセスの際のルールの適用は連続ではありません。Contact Optimization がルールを適用する順序は、最適化の結果に正味の影響はありません。

Contact Optimization は、一般的には、規則を次の順序でクレジットします。

  1. 処理不能な顧客
    セッションの「分析」タブの「処理不能」をクリックすると、「ルール・リスト」ページが表示されます。Contact Optimization アルゴリズムによって処理できない顧客のグラフがオファー・フィルタリング・サマリー・レポート・ページの「処理不能な顧客」セクションに表示されます。この状態が発生する原因として、以下が考えられます。
    • ルールおよび制約の競合。キャパシティー・ルールを満たすだけの十分な数のオファーがチャンクにないなど。
    • これらの顧客の十分な数の選択肢をアルゴリズムが評価しない。
    • 「生成ループで除去できなかったスラック変数と余剰変数がある」エラー。

      前述のエラーを受け取った場合、ContinueOnGenerationLoopError を使用して、Contact Optimization セッションを続行することができます。

    処理不能な顧客について詳しくは、「IBM Contact Optimization トラブル・シューティングおよびチューニング・ガイド」を参照してください。
  2. ルールを除外/付加
  3. キャパシティー・ルール
    注: キャパシティー・ルールに与えられるクレジットは概算にすぎません。まず、複数のキャパシティー・ルールがオファーの除外を担当できる場合、各ルールにクレジットのパーセンテージが与えられます。例えば、3 つの異なるキャパシティー・ルールがオファーを除外できる場合、各ルールに 33% のクレジットが与えられます。さらに、コンタクトがキャパシティー・ルールと各顧客用ルールの両方によって除外される場合、各顧客用ルールにクレジットが与えられます。
  4. 各顧客用ルール

ルール・タイプ内で、オファー・フィルタリング・サマリー・レポートでは、最適化セッションの「ルール」タブにリストされている順序でルールにクレジットが与えられます。

レポートは次のように編成されます。

表 1. オファー・フィルタリング・サマリー・レポート
要素 説明
オファー数 (最適化前) 推奨コンタクトの総数。
ルール名 ルールの名前。「除外/付加」は、すべての除外/付加ルールを表します。
このルールにより除外 このルールによって削除される推奨コンタクトの数。ルールによって削除されるコンタクトのパーセントが括弧内に示されます。
このルールの適用後 このルールを実行した後に残る推奨コンタクトの数。残りのコンタクトのパーセントが括弧で示されます。
消去総数 最適化で削除される推奨コンタクトの総数。ルールによって削除される全コンタクトのパーセントが括弧内に示されます。
残りの総数 (最適化後) 最適化を実行した後に残るコンタクトの総数。残りのコンタクトのパーセントが括弧で示されます。