複数のパーティションのセットアップ
Campaign に複数のパーティションを構成することにより、Campaign の異なるユーザーのグループごとにデータを分離して保護することができます。各パーティションはそれぞれ固有の構成プロパティーのセットを持つため、ユーザーのグループごとに Campaign をカスタマイズできます。
始める前に
Campaign に追加のパーティションを構成する前に、構成するパーティションごとに以下のタスクを実行します。
- Campaign システム・テーブル用のデータベースまたはスキーマを作成します
- ODBC 接続またはネイティブ接続を作成します
- Web アプリケーション・サーバーに JDBC 接続を作成します
手順
Campaign に複数のパーティションをセットアップするには、以下のタスクを実行します。
- システム・テーブル・データベース、およびパーティションに必要な他のすべてのデータ・ソースを作成します。その後、データ・ソースにアクセスするために必要な JDBC および ODBC 接続またはネイティブ接続を構成します。
- パーティションごとに、システム・テーブルを格納するための異なるスキーマをデータベースに作成します。 Campaign に同梱されているデータベース固有のスクリプトを使用して、システム・テーブルを作成してデータを設定します。
- 追加のパーティションごとに、ディレクトリー構造を作成する以下のタスクを実行します。 注: バックアップにする目的で、元の partition1 ディレクトリーのクリーン・コピーを保存してください。
- Campaign インストール済み環境の partitions ディレクトリーで、追加するパーティションごとに、すべてのサブディレクトリーが含まれるようにデフォルト partition1 ディレクトリーの複製を作成します。
- 各パーティション・ディレクトリーに一意の名前を付けます。後ほど「構成」ページでパーティションの構成ツリーを作成するときには、これらの名前と正確に同じ名前をパーティションに使用します。 2 番目のパーティションを作成するために Campaign/partitions/partition2 という名前のディレクトリーを作成した場合、「構成」ページで構成ツリーを作成するときに、名前「partition2」を使用してこのパーティションを識別しなければなりません。
- 複製パーティション・サブディレクトリー内に存在するすべてのファイルを削除します。
- -s オプションを指定した partitionTool ユーティリティーを使用してデフォルト・パーティションを複製するために、以下のタスクを実行します。 注: このオプションを使用しない場合は、この手順を実行する前に、Marketing Platform が配置されている Web アプリケーション・サーバーを停止する必要があります。
- JAVA_HOME 環境変数を、Marketing Platform インストール済み環境の tools/bin ディレクトリーにある setenv スクリプトに設定するか、または partitionTool ユーティリティーを実行するコマンド・ライン・ウィンドウで設定します。
- コマンド・ライン・ウィンドウを開き、Marketing Platform インストール済み環境の tools/bin ディレクトリーからユーティリティーを実行します。適切なコマンドおよびオプション (「Marketing Platform 管理者ガイド」で説明) を使用して、目的の結果を達成します。 partitionTool -c -s partition1 -n partition2
- 作成する必要のある新しいパーティションごとに、この手順を繰り返します。
- 完了したら、Marketing Platform が配置されているアプリケーション・サーバーを停止して再始動し、作成されたグループを確認します。 注: このユーティリティーの使用方法について詳しくは、partitionToolを参照してください。
- 新規パーティションごとに New partitionTemplate を使用して「構成」ページにパーティション構造を作成するために、以下のタスクを実行します。
- 「構成」ページで、「Campaign」 > 「パーティション」にナビゲートし、(partitionTemplate) をクリックします。
リストに (partitionTemplate) プロパティーが表示されていない場合には、configTool ユーティリティーで以下のようなコマンドを使用して、パーティション・テンプレートをインポートしてください。
configTool -i -p "Affinium|Campaign|partitions" -f <CAMPAIGN_HOME>/conf/partitionTemplate.xml
CAMPAIGN_HOME は、Campaign インストール済み環境への実際のパスで置き換えます。
configTool ユーティリティーは、IBM® Marketing Platform インストール済み環境の tools ディレクトリーにあります。このユーティリティーについて詳しくは、「IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。
右側のペインに、「新しいカテゴリー名」フィールドが空の状態で「partitionTemplate」ペインが表示されます。 - 新しいパーティションの名前を入力します。この名前には、複数のパーティションのセットアップ でファイル・システムにパーティションのディレクトリーを作成したときと同じ名前を使用します。
- 「変更を保存」をクリックします。 パーティション・テンプレートと同じカテゴリーとプロパティーを持つ新しいパーティション構造が表示されます。
- 「構成」ページで、「Campaign」 > 「パーティション」にナビゲートし、(partitionTemplate) をクリックします。
- パーティション・スーパーユーザー
- パーティションのデータ・ソース・プロパティーの構成
作成するそれぞれのパーティションについて、データ・ソース・プロパティーを構成する必要があります。適切なデータ・ソース・テンプレートを使用して、データ・ソース・プロパティーを作成します。 - Campaign のシステム・ユーザーのセットアップ
システム・ユーザーに 1 つ以上の Marketing Platform データ・ソースを関連付けることにより、ユーザーにログイン資格情報を求めるプロンプトを繰り返し出さないようにできます。データ・ソースはそれぞれに、ユーザー名およびパスワードを指定します。データ・ソースを参照することにより、データベースまたはその他の保護リソースにアクセスするためのユーザー名とパスワードを提供できます。複数のデータ・ソースをシステム・ユーザー・アカウントの構成に追加することで、そのシステム・ユーザーが複数のデータベースにアクセスできるようにすることができます。 - 複数のパーティションがある場合の IBM Cognos レポートの使用
IBM Cognos® レポートを、Campaign、eMessage、または Interact の複数のパーティションで使用するには、IBM Cognos のレポート・パッケージをパーティションごとに構成する必要があります。
親トピック: キャンペーン の複数パーティションの構成
親トピック: Campaign での複数のパーティションの構成