統合のための UBX Toolkit のインストールと構成

IBM Engage から IBM Campaign へのレスポンス・トラッキングをサポートするには、UBX Toolkit をインストールして構成する必要があります。Campaign とそのデータベースを UBX API および IBM Commerce エコシステムに安全に接続するため、UBX Toolkit は企業ファイアウォールの背後にインストールします。

始める前に

  • ローカル・サーバー上に UBX Toolkit のファイルをインストールおよび構成するための管理アクセスが必要です。
  • ご使用のアカウント用に設定された UBX API の URL を知っておく必要があります。UBX Toolkit の config.properties ファイルの ubx.api.service.url でこの値を入力する必要があります。多くの場合、IBM Provisioning では、この URL をプロビジョニング・プロセスの一部として提供します。この URL がわからない場合は、Campaign、Engage、および UBX のための IBM Provisioning の要件を参照してください。

このタスクについて

IBM Campaign バージョン 10.0.0.1 から、UBX Toolkit でイベントをダウンロードする必要がなくなりました。Campaign の組み込み機能を使用して、UBX ユーザー・インターフェースで Campaign エンドポイントを登録してイベントをダウンロードしてください。オーディエンスをシンジケートする場合は、オーディエンス・パブリッシャーとオーディエンス・サブスクリプションで UBX Toolkit が引き続き必要になります。

UBX Toolkit は、ローカル・ネットワーク環境にインストールされる各種プロパティー・ファイルおよびスクリプトで構成され、これらは実際の業務の要件を満たすように修正されます。

この統合のコンテキストにおいて、IBM Campaign はイベント宛先 (イベント・コンシューマー・エンドポイント) です。UBX Toolkit ドキュメンテーションを使用して以下のステップを実行する場合、イベント・コンシューマーに関する指示のみ適用されます。オーディエンス・エンドポイントに関する指示は適用されません。

UBX Toolkit ドキュメンテーションのうち、この統合に関連するのは、以下の部分のみです。

  • Chapter 1. Overview of the UBX Toolkit
  • Chapter 2. UBX Toolkit installation and configuration
  • Chapter 3. Event destination endpoints

手順

  1. 次のリンクを使用して IBM UBX Toolkit の資料にアクセスします。https://developer.ibm.com/customer-engagement/docs/watson-marketing/ibm-universal-behavior-exchange-ubx/ubx-toolkit-overview-requirements/
  2. https://developer.ibm.com/customer-engagement/tutorials/ubx-toolkit-installation-configuration/の手順に従ってください。

    Campaign はイベント・コンシューマーであることに注意してください。したがって、実行することが必要なのはイベント・コンシューマーに関する指示だけです。

    オーディエンス・プロデューサーおよびエンドポイントに関する指示は適用されません。例えば、この統合において UBX アカウント・レベルの認証鍵は関係がありません。関係するのは、エンドポイント・レベルの認証鍵のみです。

  3. UBX Toolkit ドキュメンテーションの第 3 章『Event destination endpoints』の指示に従って、IBM Campaign をイベント宛先エンドポイントとして登録します。

次のタスク

まだ実行していない場合は、UBX および UBX Toolkit を介して Engage から Campaign にダウンロードされるイベント・データを保持するためのレスポンス・トラッキング・テーブルを作成します。統合のためのレスポンス・トラッキング・テーブルの作成を参照してください。