Campaign、Engage、および UBX のための IBM Provisioning の要件

管理者が統合を構成するには、その前に、IBM Provisioning が統合のために Engage と UBX を準備する必要があります。IBM Campaign についても、統合のために構成がいくらか必要です。

IBM Provisioning から管理者に提供される情報

統合を構成する管理者は、以下の情報を必要とします。 これは、IBM Provisioning から提供されます。

  • 顧客が IBM Engage にアクセスするために使用するサーバーのホスト名、SSL ポート番号、および別名。以下に例を示します。https://engage1.silverpop.com:443。Campaign 管理者は、Engage で使用できるよう WebSphere を構成するためにこの情報を必要とします。
  • クライアント・リフレッシュ・トークン: これは、Engage がプロビジョンされた際に Engage 組織管理者 (統合ユーザー) に E メールで送信されたものです。Campaign 管理者は、データ・ソースを構成するためにこの情報を必要とします。
  • Engage クライアント ID、Engage クライアント秘密鍵、Engage FTP、および Engage クライアント・リフレッシュ・トークンに関連する資格情報 (ログインおよびパスワード)。Campaign 管理者は、データ・ソースを構成するためにこの情報を必要とします。
  • UBX アカウント用に確立されている UBX API URL。UBX Toolkit 管理者は、config.properties ファイル (ubx.api.service.url=http://<server-name>:<port>) を構成するためにこの値を必要とします。

以下のセクションでは、各コンポーネントのプロビジョン方法について詳しく説明します。

IBM Campaign

IBM 認定システム・インテグレーターまたは IBM Marketing Software 管理者が以下の操作を実行します。
  • IBM Marketing Platform 内に、IBM Engage 組織が使用するためのパーティションが定義されます。例:partition1
  • 統合ユーザー (システム管理者アカウント) が IBM Marketing Platform 内で定義されます。例:asm_admin

IBM Engage プロビジョニング

IBM Provisioning チームは、IBM Engage について以下のアクションが完了していることを確認します。

  • プライマリー・ユーザー (組織管理者) が統合ユーザーとして指定されている。これは、IBM Campaign で定義されている統合ユーザーと同じ場合もあれば、そうでない場合もあります。
  • Campaign パーティションに対して「IBM Campaign 統合」が有効になっている。プロビジョニング中に、E メールが Engage 統合ユーザーに送信されます。その E メールには、クライアント・リフレッシュ・トークンが含まれています。 Campaign 管理者は、ユーザー・アカウントとデータ・ソースを構成するためにそれを必要とします。
  • IBM Engage 組織の「Marketing データベース ID」に基づいて、IBM Engage に対して「UBX 統合」が有効になっている。
    注: 複数のチャネルを使用する場合は、どのチャネルのデータベース ID を指定してもかまいません。Engage は、Campaign で使用するために、すべてのデータベースから UBX にイベントを発行します。
  • Campaign アプリケーションに対して「アカウント・アクセスの追加 」が有効になっている。

IBM UBX プロビジョニング

IBM Provisioning により、UBX アカウントが作成され、プロビジョニングされます。

アカウントがない場合は、UBX アカウント・プロビジョニング・チームに E メール ubxprovisioning@wwpdl.vnet.ibm.com でお問い合わせください。または、https://www.ibm.com/marketing/iwm/iwm/web/signup.do?source=ibm-ubxprovision で UBX へのアクセスを要請してください。

IBM Provisioning により、IBM UBX について以下のアクションが完了します。

  • IBM Campaign がエンドポイントとして登録される。
  • E メールについてイベント・タイプが登録される。
  • SMS および Push についてイベント・タイプが登録される (組織でそれらの機能を購入した場合)。
  • Engage の柔軟なデータベースの 1 つがエンドポイントとして登録されます。
    注: 各チャネルに使用しているデータベースのどれを登録してもかまいません。Engage は、セットアップで使用されているすべてのデータベースからイベントを発行します。

十分にプロビジョンされたアカウントには、以下の要素が含まれます。

  • UBX ユーザー・アカウント (UBX ユーザー・インターフェースにログインするための資格情報を含む)。
  • 外部 UBX API を呼び出すための URL。
  • IBM Campaign 用のエンドポイント・レベルの UBX 認証鍵。(: アカウント・レベルの UBX 認証鍵は不要です。)