IBM Digital AnalyticsCampaign の統合

Digital Analytics で定義されたオンライン・セグメントを IBM® Campaign で使用して、Web でのアクティビティーと振る舞いに基づいて対象となるお客様を絞り込みます。重要! このトピックは ではなく IBM Digital Analytics for On PremisesIBM Digital Analytics に関係しています。

始める前に

  • 統合している IBM Campaign 環境 (開発、テスト、ステージ、実動) に関係なく、Campaign インストールでは IBM Digital Analytics 環境の (テストバージョンではなく) 実動バージョンを指し示す必要があります。これは、必要な「エクスポート」機能があるのがこの環境だけであるためです。
  • ホストされる Coremetrics URL (https://export.coremetrics.com/eb/segmentapi/1.0/api.do) と通信するために、IBM Campaign リスナーが稼働しているサーバー・マシンを IBM Digital Analytics データ・センターにアクセスできるようにしておく必要があります。https のデフォルト・ポートであるポート 443 を使用してください。リスナー・マシン (セキュア・ファイアウォールの背後に設置されている可能性があります) とデータ・センター間で直接アクセスを行えないと、統合は機能しません。

このタスクについて

統合は、次のようないくつかのコンポーネントに依存します。

  • 2 つの製品間の統合点として機能する統合サービス。
  • Digital Analytics キーを IBM Campaign オーディエンス ID にマップする変換テーブル。
  • パーティションごとの統合を可能にする、IBM Campaign の構成設定。
  • Digital AnalyticsMarketing Platform、および IBM Campaign で設定された権限およびアカウント。

手順

  1. IBM Digital Analytics および IBM Campaign で、以下の調整を行ってください。
    タスク 実行者 詳細 資料
    A.Digital Analytics クライアント ID を、統合をサポートするように構成します。 IBM プロビジョニング グローバル・ユーザー認証を有効にして、Digital Analytics クライアント ID に ExportBuilderSegmentAPI の役割を追加する必要があります。 このステップは、IBM が実行します。
    B.Campaign と統合するために Digital Analytics を構成します。 管理権限のある Digital Analytics ユーザー Digital Analytics 実稼働環境で、Campaign でアクセスするすべてのクライアント ID に対してユーザー・グループとユーザー・アカウントを作成します。グループにユーザーを割り当ててから、グローバル・ユーザー認証を設定します。Export
    重要: このタスクの実行後、IBM プロビジョニングは新しいユーザー・グループに対して ExportBuilderSegmentAPI の役割を有効にする必要があります。
    Campaign 統合を可能にするための Digital Analytics の構成を参照してください。
    C.Digital Analytics セグメントを、Campaign で使用するためにブロードキャストします。 管理権限のある Digital Analytics ユーザー Digital Analytics で、「管理」 > 「レポート・オプション」 > 「レポート・セグメント」と選択します。「アクション」メニューで、Campaign と共有するセグメントの隣にある「ブロードキャスト」アイコンをクリックします。セグメント・フォームが開くので、記入してください。 Digital Analytics および Export の製品資料を参照してください。
    D. 変換テーブルを作成し、データを設定します。 IBM コンサルティング、IBM ビジネス・パートナー、またはお客様の IT チーム 変換テーブルは、Digital Analytics registrationid (オンライン・キー) を Campaign オーディエンス ID (オフライン・キー) にマップします。 変換テーブルの作成およびデータの設定を参照してください。
    E. オプション: SSO を構成します。 管理権限のある Campaign ユーザー シングル・サインオン (SSO) を使用すると、Campaign ユーザーはログイン・プロンプトを表示されることなく Digital Analytics にアクセスでき、製品間をより簡単にナビゲーションできます。 IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。
    F. 統合サービスにアクセスするための Marketing Platformアカウントとデータ・ソースを構成します。 管理権限のある Campaign ユーザー このステップはステップ G の前後に実行できます。

    「設定」>「ユーザー」を選択し、ASMUserForCredentials で定義されているのと同じユーザー (ステップ G を参照) を選択して、「データ・ソースの編集」をクリックし、新しいデータ・ソースを追加します。

    • データ・ソース名は、CampaignASMDatasourceForCredentials に定義された値と正確に一致する必要があります。
    • 「データ・ソース・ログイン」「パスワード」は、『ステップ B. Campaign と統合するために Digital Analytics を構成します。』で定義された、Digital Analytics のユーザー・アカウントの資格情報です。
    IBM Marketing Platform 管理者ガイド」を参照してください。
    G. 統合を有効にする各パーティションの Campaign 構成プロパティーを設定します。 管理権限のある Campaign ユーザー 「設定」 > 「構成」を選択します。

    移動 Campaign

    | partitions | partition[n] | Coremetrics で以下のプロパティーを設定します。
    • ServiceURL:https://export.coremetrics.com/eb/segmentapi/1.0/api.do
    • CoremetricsKey:registrationid
    • ClientID: お客様の会社に割り当てられる Digital Analytics ID。複数の ID をお持ちの場合は、『ステップ B. Campaign と統合するために Digital Analytics を構成します。』でユーザー・アカウント用に選択されたいずれかのクライアント ID を使用してください。
    • TranslationTableName: 変換テーブルの名前。
    • ASMUserForCredentials: 統合サービスにアクセスすることを許可された Marketing Platform アカウント。デフォルトは asm_admin です。
    • ASMDatasourceForCredentials:Marketing Platform アカウントに割り当てられるデータ・ソース。デフォルトは UC_CM_ACCESS です。
    Campaign | partitions | partition[n] | Coremetrics を参照してください。
    H. 変換テーブルをマップします。 管理権限のある Campaign ユーザー 「設定」>Campaign「 設定」>「テーブル・マッピングの管理」と選択します。プロンプトが出されたら、ユーザー・テーブルが存在するユーザー・データベースに対応するデータ・ソース (ASMDatasourceForCredentials 用に定義したデータ・ソースではなく) を指定します。

    変換テーブル、テーブル・フィールド、およびオーディエンス・レベルを選択します。

    テーブル・マッピングをデフォルト・カタログ (default.cat) に保管して、すべてのフローチャートで使用できるようにします。

    変換テーブルのマッピングを参照してください。
    I.Campaign ユーザーに、フローチャート内の Digital Analytics セグメントを使用する権限を付与します。 管理権限のある Campaign ユーザー 「設定」 > 「ユーザーの役割と権限」を選択します。

    Campaign| Partition[n] | Global Policy に移動します。

    「役割の追加と権限割り当て」をクリックしてから、「権限の保存と編集」をクリックします。

    Campaigns の下で、「IBM Digital Analytics Segments にアクセス」するための権限を付与します。

    注: シングル・サインオン (SSO) を使用している場合であっても、セグメントにアクセス可能にするためにはグローバル・ポリシーを設定する必要があります。
    セキュリティー・ポリシーの実装 を参照してください。
    J.Campaign パーティションごとに統合を有効にします。 管理権限のある Campaign ユーザー 「設定」 > 「構成」を選択します。Campaign| partitions | partition[n] | server | internal に移動して、「UC_CM_integration」を「はい」に設定します。 Campaign | partitions | partition[n] | server | internalを参照してください。
  2. Campaign ユーザーは、フローチャート内の Digital Analytics セグメントを選択できるようになりました。
    1. フローチャートに「選択」プロセスを追加します。
    2. 「入力」としてDigital Analytics「 セグメント」を選択します。
    3. 「クライアント ID」を選択して、その ID のブロードキャストだったセグメントを確認します。
    4. セグメントを選択します。「セグメントの選択」リストには、選択されているクライアント ID 用に作成されたセグメントだけが表示されています。その他のセグメントを表示するには、別のクライアント ID (そのクライアント ID を表示する権限を保持していると想定) を選択してください。
    5. ダイアログの下部にある「セグメント範囲」という日付とカレンダーの制御を使用して、選択したセグメントに関するデータを取得する日付範囲を指定します。

    「選択」プロセスが実行されたときに、次のようになります。

    • 統合サービスを介してデータが Digital Analytics からプルされます。セグメント・データは、登録 ID のリストに過ぎません。
    • マップされた変換テーブルを使用すると、登録 ID は Campaign オーディエンス ID に変換されます。
    • これでオーディエンス ID は、フローチャート内の下流プロセスで使用できるようになります。

    フローチャートについて詳しくは、「IBM Campaign ユーザー・ガイド」を参照してください。