パスワードを間接的に指定する

パスワードを値として受け取るワンタッチ Domino セットアップに使用される JSON パラメータまたはシステム環境変数は、キーワードを使用して間接的に指定できます。

このタスクについて

JSON ファイルまたはシステム環境変数でパスワード値を直接指定するのではなく、セキュリティーを強化するために、パスワード値を次の表に示すキーワードの 1 つに置き換えることができます。
1. パスワードを間接的に提供するために使用するキーワード
キーワード構文 説明
@Prompt:<password-prompt> @Prompt:Administrator password セットアップを実行する Domino サーバーのコンソールでパスワードを確認します。
必要に応じて、<パスワードプロンプト> を使用してプロンプトのテキストを指定します。指定しない場合、パスワードの種類ごとに次の既定のテキストが使用されます。
  • CertifierPassword
  • OrgUnitPassword
  • AdminPassword
  • ServerPassword
  • ID Vault password
@Env:<system-env-var-name> @Env:ADMIN_PASSWORD 指定したシステム環境変数からパスワードを取得します。
@File:<password-file> @File:管理パス.txt オペレーティング・システム・ファイルからパスワードを取得し、ファイルを削除します。指定されたファイルは、Domino を実行している ID に対する読み取りおよび書き込みアクセスを許可する必要があります。ファイルの絶対パスを指定してください。
@Secret:<password-secret-file> @Secret:/secrets/adminpass.txt 「秘密」ファイルからパスワードを取得します。このオプションは、Kubernetes シークレットや、アクセスが制限されたファイル システム ファイルでデータを安全に公開する同様の機能で使用することを目的としています。指定されたファイルは、Domino を実行している ID への読み取りアクセスを許可する必要があります。

Docker 上の Domino のコンテキストでのシークレットファイルの詳細については、を参照してください パスワードで保護されたサーバー ID のシークレット・ファイルの作成