Notes® クライアント上での LDAP アカウントを計画する

HCL Notes® クライアントでは、連絡先に設定された LDAP アカウントを使用することにより、リモート LDAP ディレクトリサーバーに直接接続できます。Notes® ユーザーは、LDAP アカウントを使用して、リモート LDAP ディレクトリーを参照したり、メール送信時にリモート LDAP ディレクトリー内のアドレスを検索したりできます。

このタスクについて

Notes® クライアントに LDAP アカウントを設定する前に、以下の課題について検討する必要があります。

  • Notes® ユーザーにリモート LDAP ディレクトリーへのアクセスを許可するには、LDAP アカウントを使用するより、Notes® クライアントのメールサーバーまたはディレクトリサーバーにディレクトリアシスタントを設定するほうがよいのではないか? ディレクトリアシスタントを使用すれば、リモート LDAP ディレクトリーの設定が変更されても、クライアントの LDAP アカウントを更新する必要がありません。また、ディレクトリサーバーの設定が変更された場合も、リモート LDAP ディレクトリーのディレクトリアシスタント文書のみを変更するだけです。
  • LDAP アカウントではどのような設定を使用するか? たとえば、LDAP ディレクトリサーバーで検索ベースが必要であれば、アカウントでその検索ベースを指定します。ユーザーエントリを見つけるために cn 属性だけを検索する単純な検索フィルタを使用するか? それとも、mailuidsngivenname 属性も検索する複雑な検索フィルタを使用するか?cn 属性を検索するだけで十分であれば、単純な検索フィルタを使用するほうが、検索速度が向上します。
  • LDAP アカウントを設定および変更するために、デスクトップポリシー設定文書を使用する必要があるか? これを使用することによって、アカウントを作成および更新する処理が自動化されます。

Bigfoot ディレクトリーと VeriSign ディレクトリーの LDAP アカウントは、デフォルトで設定されています。