Domino® がフェイルオーバーでレプリカを検索する仕組み

ユーザーが開こうとするデータベースが使用できない場合、クラスタマネージャはクラスタデータベースディレクトリーでそのデータベースのレプリカを検索します。このとき、元のデータベースと同じレプリカ ID を持つデータベースを探して目的のレプリカを見つけます。また、レプリカにクラスタからの [サービスを無効] または [削除の保留] のマークが付いていないことも確認します。

1 つのサーバーにデータベースのレプリカが複数あるときは、クラスタマネージャはこれらのデータベースの複製に選択複製が使用されるものと仮定します。正しいレプリカにフェイルオーバーされるように、クラスタマネージャは元のデータベースと同じパスを持つレプリカを選択します。したがって、サーバー上に複数のレプリカを置く場合は、クラスタ内で同じ選択複製式を使用するレプリカのパスがすべて同じになるようにしてください。パスが違っていると、別のレプリカにフェイルオーバーされます。

フェイルオーバーがサーバーで発生すると、フェイルオーバーイベントやワークロード均衡イベントがログファイルに作成されます。