要約ディレクトリカタログでエントリをソートする方法を決定する
要約ディレクトリカタログが小型である理由の 1 つに、Domino® ディレクトリや拡張ディレクトリカタログのように複数のソートされた検索ビューを含んでいないという点があります。要約ディレクトリカタログで名前をソートするときに使用できるオプションは 1 つのみです。このオプションは、ディレクトリカタログ設定文書の [ソート方法] フィールドで指定します。
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[ソート順] に指定できる名前は次のとおりです。
- [識別名] (デフォルト) - Notes® 識別名 (名、姓の順) でエントリをソートします。
- [姓] - 姓でエントリをソートします。
- [ユーザー名の別名] - 認証された別名でエントリをソートします。
[ソート方法] オプションは、拡張ディレクトリカタログでは不要であり、また使用できません。それは、拡張ディレクトリカタログが複数のソートされたビューを使用可能な状態で Domino® ディレクトリに保持するためです。
Notes® クライアントでアドレスの入力補完機能を使用する際に、ソート方法の選択が及ぼす影響
このタスクについて
アドレスの入力補完機能は、Notes® ユーザーによるメールのアドレス指定を支援する機能です。ユーザーがメールのアドレス指定時に名前を入力し始めると、入力補完機能によってその名前が検索され、入力に該当する名前が自動入力されます。
ユーザーが [ソート方法] の選択に対応した方法で名前を入力する場合、Notes® クライアントはアドレスの入力補完機能を使用して、その名前を要約ディレクトリカタログで参照します。たとえば、選択した [ソート方法] で [識別名] が選択されている場合は、ユーザーが姓の前に名を入力したときにかぎり、入力補完機能によって要約ディレクトリカタログでその名前が参照されます。また、[ソート方法] で [姓] が選択されている場合は、ユーザーが姓、名の順で名前を入力したときにかぎり、入力補完機能によってその名前が参照されます。
複数の要約ディレクトリカタログを作成し、それぞれに異なる [ソート方法] を選択できます。これによって、さまざまな形式で入力補完機能を使用できます。