ディレクトリカタログをモニターする

複数のコマンドと設定を使用して、ディレクトリカタログをモニターし、指定したユーザーにディレクトリカタログレポートをメールで送信できます。

ディレクトリカタログのレポートをメールで送信する

ディレクトリカタログには、ディレクトリカタログステータスレポートと呼ばれるエージェントが格納されています。サーバーはこのエージェントを使用して、ディレクトリカタログ設定文書で指定されたユーザーに毎週 1 回、ディレクトリカタログのレポートを管理者名でメール送信できます。

ディレクトリカタログのレポートには次の情報が含まれます。

  • このディレクトリカタログの Dircat サーバーにあるディレクトリカタログレプリカへのデータベースリンクと、このディレクトリカタログに関する情報 (データベース名、サーバーのロケーションとファイルのパス、サイズ、エントリ数、設定など)。エージェントはこの情報を Dircat タスクから取得します。
  • Dircat タスクでディレクトリカタログへの集約に使用された各ソース Domino® ディレクトリへのデータベースリンクと、各ディレクトリに関する情報 (データベース名、サーバーのロケーションとファイルのパス、サイズ、ディレクトリカタログに記録されている最終更新日など)。
  • ディレクトリカタログに集約された Domino® ディレクトリの総サイズに対する、ディレクトリカタログのサイズの比率 (%)

ディレクトリカタログのレポートをメール送信するには:

  1. ディレクトリカタログの設定文書を開きます。
  2. レポートを受け取るユーザーの名前を指定します。複数の名前を指定する場合はカンマ (,) で区切ります。
    • 要約ディレクトリカタログの場合は、[ディレクトリカタログレポートの送信先] フィールドに名前を入力します。
    • 拡張ディレクトリカタログの場合は、[集約作業のレポート送付先] フィールドに名前を入力します。
  3. 画面の指示に従って、レポートをメール送信するためにこのエージェントを実行するサーバーの名前を選択します。選択するサーバーに対する [制限付き LotusScript/Java エージェントの実行] アクセス権が必要です。
  4. 設定文書を保存して閉じます。

その他のディレクトリカタログモニターツールを使用する

  • Dircat タスク実行時にサーバーコンソールに追加情報を表示するには、NOTES.INILog_DirCat=1 を設定します。この情報には、Dircat タスクの開始時刻と終了時刻、このタスクで集約されるディレクトリ、そのディレクトリが属するドメイン名、処理されたエントリの数などがあります。処理されたすべてのエントリの名前などの詳しい情報を表示するには、NOTES.INI に log_dircat=3 を設定します。ただし、この設定によって、タスクの実行パフォーマンスが低下し、サーバーの Notes.log がこの情報でいっぱいになる可能性があるため、お勧めしません。
  • Show Xdir コマンドを使用すると、サーバーで使用するディレクトリカタログやその他のディレクトリに関する情報を表示できます。
  • Dircat タスクに実行スケジュールを設定してある場合は、Show Schedule コマンドを使用すると次回のタスク実行予定が分かります。