データベースのマイグレーション

この手順は、リモート・データベースのインストールに適用されます。

始める前に

  • BFEnterprise データベースと BESReporting SQL データベースをバックアップします (現在のバックアップは移動の直前に行う必要があります。バックアップ・データベースと運用データベース間に差異があってはなりません)。
  • MSSQL データベースへの認証方法を文書化します (SQL と NT)。
    • NT 認証を使用する場合は、BigFix サーバー・サービスに使用される NT ドメインやサービスのアカウントを文書化します。
    • SQL 認証を使用する場合は、SQL 認証レジストリー値に使用する SQL アカウントを文書化します。
  • 次の ODBC 接続を文書化します (スクリーンショットを撮ることを検討します)。bes_BFEnterprise、enterprise_setup、LocalBESReportingServer。32 ビット情報と 64 ビット情報の両方を記録して複製します。
    注: 64 ビット Windows システムの場合、32 ビット・バージョンの ODBC ツールを使用して、32 ビットのシステム DSN を構成する必要があります。
  • ルート・サーバーで ODBC ウィザードを使用して、新しいデータベースの場所 (新しい MS-SQL Server) への基本接続をテストします。
  • ダウンタイムを削減するために、マイグレーションの前に以下を適用することを検討してください。
    • すべてのクライアントで次の BigFix クライアント設定を変更します。
      • _BESClient_Report_MinimumInterval = 3600 * この設定により、エンドポイントから受信するデータ量が減少するため、システムをすばやく復旧し、潜在的なダウンタイムを削減できます。
      • 1_BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds = 21600 * この値は、BES リレーがダウンしてから BES リレー選択を実行するまでの BES クライアントの待機時間を表します。これにより、マイグレーション中の不要な自動リレー選択を防ぐことができます。
    • BigFix コンソールのハートビートを 6 時間に変更します。コンソール・プリファレンス
      注: これは、エンドポイントから受信するデータ量を削減するもう 1 つの方法です。
  • マイグレーション手順をよく確認してください。

Procedure

  1. すべての BES サーバー・サービスを停止します。
  2. 現在の SQL Server インスタンス・データベースから BFEnterprise データベースと BESReporting データベースを切り離します。
  3. BFEnterprise データベースと BESReporting データベースを新しい SQL Server インスタンスに移動します。
  4. BFEnterprise データベースと BESReporting データベースを新しい SQL Server インスタンスに接続します。
  5. ODBC システム DSN (bes_BFEnterprise、enterprise_setup、LocalBESReportingServer) を、新しい SQL Server インスタンスを指定するように変更します。この変更により、BigFix サーバー・アプリケーションの再インストールを回避できます。
    • ODBC 接続ウィザードを使用して接続をテストします。
    • 32 ビット構成と 64 ビット構成の両方を更新して検証します。
      注: 64 ビット Windows システムの場合、32 ビット・バージョンの ODBC ツールを使用して、システム DSN を構成する必要があります。
  6. DSA を利用する場合は、SQL Server Management Studio を使用して BFEnterprise データベースに接続し、DBINFO テーブルと REPLICATION_SERVERS テーブルを調べます。

    サーバーで DNS エイリアスを使用している場合、その名前は変更されません。ホスト名を使用していて、名前が変更されているときには、その列の値を手動で変更する必要がある場合があります。

注: 設定「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\BigFix\Enterprise Server\UseRemoteDB」の値は、BigFix データベースがローカルの場合はデフォルトで「0」に設定され、BigFix データベースがリモートの場合は「1」に設定されます。