REST API に関する考慮事項

BigFix Inventory REST API を使用して、ご使用の環境のコンピューター・システム、ソフトウェア・インスタンス、およびライセンス使用状況に関連する大量のデータを取り出すことができます。その後、このようなデータを他のアプリケーションに渡して、さらに処理したり分析したりすることができます。

単一の API 要求を使用して、選択したコンピューターのサブセットからのみデータを取得しても、BigFix Inventory のパフォーマンスに大きな影響を与えることはありません。ただし、すべてのコンピュータ・システムから同時にデータを大量に取得する場合は影響が発生します。このようなアクションは大量のデータを処理する必要があり、常にアプリケーションのパフォーマンスに影響するので、可能な限りデータのインポート時には実行しないことが必要です。

一般に、API 要求は、ソフトウェア・スキャンまたはデータ・インポートなどの他のパフォーマンス集中タスクと一緒に使用してはなりません。アプリケーションにログインした各ユーザー、および REST API 呼び出し中に Web ユーザー・インターフェースで実行されるアクションの数によっても、パフォーマンスが低下します。
重要: REST API を使用してデータを取得するたびに、REST API によって追加されたワークロードによってアプリケーションが過負荷になり、パフォーマンス上の問題が発生することのないように、適度なレベルで BigFix Inventory を使用していることを確認してください。
特別な考慮事項
  1. API を呼び出すアプリケーションであるバージョン 10.0.2 までは、個々の応答のサイズを制御する必要があります。10.0.210.0.2 以降、BigFix Inventory は JSON 応答で HTTP ストリーミングを使用します。その結果、応答は応答サイズを計算するサーバー側のバッファリングを引き起こしません。
  2. 10.0.2 より前は、BigFix Inventory は応答全体の準備中に問題が発生した場合に HTTP エラー・コードを送信するために使用されます。10.0.2 以降、ストリーミング中にエラーが発生し、ストリーミングが中断された場合は、問題をエラーとして解釈する必要があります。
  3. データの変更のみを確認し、すべてのデータを毎回取得しないようにしてください。変更を取得するには、valid_from/valid_to または discovery_start/discovery_end フィールドを使用します。
  4. データのインポートが完了すると、BigFix Inventory は API を呼び出しません。このプロセスを実行しようとすると、誤ったエラーによって要求が失敗する可能性があります。しばらくしてから要求を再試行するには、アプリケーションのオプションを実装することをお勧めします。