Apache Tomcat と WebSphere アプリケーション・サーバー Liberty プロファイル・アプリケーション・サーバーからの既存の Java アプリケーションのインポート

サポートされているアプリケーション・サーバーにデプロイ済みの既存の Java™ アプリケーションがある場合は、それらのアプリケーションを自動的に AppScan® ソース にインポートできます。

始める前に

サポートされている Apache Tomcat と WebSphere® アプリケーション・サーバー Liberty プロファイルのバージョンについては、システム要件およびインストールの前提条件 を参照してください。このページで、使用している AppScan ソース のバージョンのタブを選択してから、AppScan Source for Analysis コンポーネントを選択します。サポートされているアプリケーション・サーバーは、「Supported Software」セクションで見つかります。

手順

  1. 以下のアクションのいずれかを実行します。
    • ワークベンチのメイン・メニューから、「ファイル」 > 「アプリケーションの追加」 > 「アプリケーション・サーバーからインポート 」を選択します。
    • 「エクスプローラー」ビューのツールバーで、「アプリケーション・メニューの追加」下矢印ボタンをクリックして、メニューから「アプリケーション・サーバーからのインポート」を選択します。
    • 「エクスプローラー」ビューで、「すべてのアプリケーション」を右クリックして、メニューから「アプリケーションの追加」 > 「アプリケーション・サーバーからのインポート」を選択します。
  2. 「アプリケーション・サーバーからのインポート」ダイアログ・ボックスで「参照」をクリックし、アプリケーション・サーバーがインストールされている場所を見つけて選択します。または、フィールドにサーバー・パスとディレクトリーを入力し、「検索」をクリックします。これより、入力した場所にあるアプリケーションが検索されます。この場所がサポートされているアプリケーション・サーバーとして認識されている場合、選択可能なアプリケーションがダイアログ・ボックスの「インポートするアプリケーション」セクションにリストされます。このセクションで、インポートするアプリケーションを選択してから「OK」をクリックします。
  3. アプリケーション・サーバーからインポートされるアプリケーションごとに AppScan ソース アプリケーションが作成されます。

タスクの結果

WebSphere アプリケーション・サーバー Liberty プロファイル・サーバー (WebSphere アプリケーション・サーバー バージョン 8.5 以上) からインポートする場合、手動での JSP プリコンパイルが必要であることを示すメッセージを受け取ることがあります。これは、Liberty プロファイル・サーバーにはスタンドアローンの JSP コンパイラーが組み込まれていないためです。このメッセージを受け取った場合、インポートの結果として作成されたアプリケーションをすべて削除してから、WebSphere アプリケーション・サーバー Liberty プロファイル用のプリコンパイル済み JavaServer Pages の生成 の説明に従い、アプリケーション・サーバーからアプリケーションを再びインポートします。

アプリケーションがインポートされると、デフォルトでは、AppScan ソース は、その JSP ファイルと web-inf/classes のコンテンツのみスキャンします。web-inf/lib のコンテンツはスキャンされません。他のファイルをスキャンしたい場合は、プロジェクト・プロパティーを使用してスキャン対象の追加ファイル拡張子を設定することができます (ファイル拡張子 を参照)。例えば、.jar ファイルをスキャンする場合 (web-inf/lib 内のファイルを含む)、アプリケーション・プロパティーおよびプロジェクト・プロパティーの変更 のプロジェクト・プロパティーを変更するための手順に従ってください。プロジェクトの「プロパティー」ビューでは、「ファイル拡張子」タブを選択します。ビューの「追加の拡張子」セクションでは、「拡張子の追加」をクリックします。「新しい拡張子」ダイアログ・ボックスで、「拡張子」フィールドに jar を入力し、「この拡張子のファイルをスキャン」を選択して「OK」をクリックします。ビューの最上部にある「保存」をクリックします (または、メイン・メニューから「ファイル」 > 「保存」を選択します)。その後、プロジェクトを再びスキャンします。スキャンしたくないファイルが存在する場合、「プロジェクト」ビューの ソース タブを使用して、それらをスキャンから除外できます。

サーバー上のアプリケーションが変更されて、変更された内容で AppScan ソース アプリケーションを最新表示する場合は、上記のステップを再実行する必要があります (作成された元のアプリケーションを最初に削除する必要はありません。AppScan ソース が再インポート時に自動的に削除します。)。

注: サーバーから .war ファイルをインポートした後に、別のサーバーから同じ名前の別の .war ファイルをインポートすると、2 番目の .war ファイルが最初のファイルを上書きします。これを防ぐには、2 番目の .war ファイルをインポートする前に名前変更します。