フローティング・ライセンスの使用

このタスク・トピックでは、フローティング・ライセンスのアクティベーションの対象となるライセンス・サーバー (複数可) を構成する手順について説明します。

手順

「ライセンス・サーバーの構成」をクリックし、「ライセンス・サーバーの構成」ダイアログ・ボックスを開きます。
「追加」をクリックします。
ライセンス・サーバーの「ホスト名」と「ポート」を入力し、「変更の保存」をクリックします。複数のライセンス・サーバーを追加する場合は、このステップを繰り返します。
注: ライセンス・サーバーのデフォルト・ポートは 27000 です。ライセンス・サーバーを別のポートで実行するよう設定した場合にのみ、この値を編集します。
ライセンス・サーバーを追加した後、そのホスト名またはポートを編集する必要がある場合は、リストから該当するサーバーを選択します。これにより、「ホスト名」と「ポート」フィールドが表示されます。以上の設定を編集したら、「変更の保存」をクリックして、ライセンス・サーバー設定の変更内容を保存します。
複数のライセンス・サーバーを追加した場合は、このダイアログ・ボックス内のリストに表示される順序でライセンス・サーバーがスキャンされます。AppScan® ソース機能のフローティング・ライセンスが検出されると、フローティング・ライセンスのスキャンが停止します。サーバーをスキャンする順序を変更するには、リスト内で順番を変更するサーバーを選択し、「上」または「下」をクリックします。
すべてのライセンス・サーバーを構成したら、「OK」をクリックします。

タスクの結果

ダイアログ・ボックスが閉じると、構成済みのライセンス・サーバーで AppScan ソース機能のフローティング・ライセンスが検索されます。フローティング・ライセンスが検出されると、License Manager のライセンス・リストに表示されます。

ライセンス・サーバーに変更を加えた場合は、「更新」をクリックして、License Manager が現在のライセンス・サーバー情報にアクセスできるようにします。

フローティング・ライセンス・サーバーの構成が終了したら、License Manager を閉じます。これで、インストール済み製品の起動時に、これらのライセンスが使用されるようになります。

注: AppScan ソースのフローティング・ライセンスは、HCL® ライセンス・サーバーのサポート対象バージョンでホストされる必要があります。それより低いレベルの HCL ライセンス・サーバーでホストされると、License Manager にはそれらのライセンスが表示されますが、AppScan ソースはそれらを使用できません。AppScan ソースでサポートされる HCL ライセンス・サーバーのバージョンについては、システム要件およびインストールの前提条件を参照してください。

AppScan Source for Development を使用するチームでは、フローティング・スキャン・ライセンスをユーザー・インターフェースから直接リリースできるので、他のチーム・メンバーがライセンスを必要とするときにはその獲得が可能です。ローカル・モードには、「スキャン・ライセンスの解除」というアクションがあります。一方、サーバー・モードでは、ライセンスは「サーバーからログアウト」アクションの一環として解除されます。ライセンスの解除後は、スキャンの開始時にライセンスが自動的に再度取得されます (ライセンスが使用可能な場合)。