IBM Marketing Software IBM Digital Analytics の間のシングル・サインオン

組織で IBM® Digital Analytics を使用する場合、Digital AnalyticsIBM Marketing Software との間でシングル・サインオンを有効にできます。

シングル・サインオンを使用すると、ユーザーは、IBM Marketing Software ユーザー・インターフェースから Digital Analytics レポートに移動する際に、ログインを求められることがなくなります。

また、IBM Marketing Software ダッシュボードで Digital Analytics レポートを参照する場合、シングル・サインオンでユーザーはこうしたレポートを表示できるようになります (Digital Analytics でレポートに対するアクセス権がある場合)。

IBM Marketing Software IBM Digital Analytics との間でシングル・サインオンを有効にするための 2 つのオプション

シングル・サインオンを有効にするには、2 つのオプションのいずれかを選択できます。

  • Digital Analytics を構成して、IBM Marketing Software ユーザーが初めて Digital Analytics にナビゲートするときに自動的に Digital Analytics ユーザー・アカウントが作成されるようにできます。

    すべての IBM Marketing Software ユーザーが Digital Analytics でシングル・サインオンを使用するようにしたい場合には、このオプションを選択することを推奨します。

  • 既存の各ユーザーの Digital Analytics ログイン名を IBM Marketing Software のそれぞれの詳細ページに追加することで、IBM Marketing Software ユーザー・アカウントをシングル・サインオン用に構成できます。

    このオプションを選択する場合、Digital Analytics に対するアクセスを要求するユーザーには Digital Analytics アカウントがなければなりません。

    一部の IBM Marketing Software ユーザーだけに Digital Analytics でシングル・サインオンを使用させる場合には、このオプションを選択することを推奨します。

シングル・サインオン・ユーザーの Digital Analytics における権限

Digital Analytics で自動アカウント作成オプションを選択しない場合には、シングル・サインオン・ユーザーが Digital Analytics で持つ権限は、直接 Digital Analytics にログインした場合と同じです。

Digital Analytics で自動アカウント作成オプションを選択した場合には、シングル・サインオン・ユーザーが Digital Analytics で持つ権限は以下のとおりです。

  • デフォルトでは、ユーザーは、管理者が自動作成されるすべてのユーザー用に構成した Digital Analytics グループに付与された権限を持ちます。

    管理者は、このグループに関連付けられた権限を変更できます。

  • また管理者は、既に Digital Analytics アカウントを持つユーザーの自動アカウント作成をオーバーライドできます。特定のユーザーに関してオーバーライドが行われると、そのユーザーの権限は、Digital Analytics に直接ログインした場合と同じになります。

サーバー・クロックの調整

Marketing Platform が配置されているサーバー上のクロックは、Digital Analytics サーバー・クロックの時刻と一致しなければなりません。シングル・サインオンでは、Digital Analytics サーバーで許容されるサーバー・クロック時刻との誤差は最大で 15 分 (900 秒) までです。

ベスト・プラクティスとして、サーバー・クロックを同期してください。確実に同期するには、Network Time Protocol (NTP) を使用してください。

サーバー・クロックを同期できず、クロック間の誤差が 15 分以上になっている可能性がある場合には、Marketing Platform の「Coremetrics」カテゴリーの「クロック・スキュー調整 (秒)」構成プロパティーを、クロック間の誤差を反映する数値に設定できます。