「最小/最大オファー数キャパシティー」ルールの定義

「最小/最大オファー数キャパシティー」ルールを構成する際に入力する値についての詳細な説明 (例を含む)。

表 1. 「最小/最大オファー数キャパシティー」ルールのフィールドの定義
フィールド

チャネルからのオファーの総数

  • 「任意のチャネル」は、配信チャネルに関係なくオファーに適用されます。
  • Channel name は、ルールを、指定したチャネルのみのオファーに限定します。

期間経過

  • A time period you specify 指定された期間内のすべての期間にルールを適用します。期間は日数で示されます。言い換えると、ルールは、任意の指定された期間について必ず真でなければなりません。例えば、30 日という期間内にどの顧客にも最大で 3 件のオファーを送ることができるというルールを作成します。Contact Optimization は、任意の 30 日という枠で、コンタクト履歴内の配布されたオファーも考慮して、最適化されたオファーが 3 件を超えることを許可しません。期間をこのように「スライディング・ウィンドウ」で解釈すると、オファーのプレゼンテーション戦略を思うままに制御できます。
  • 「0」 は「この最適化期間」を表します。このオプションは、Contact Optimization セッションに参加するすべてのキャンペーンの推奨コンタクトの期間全体にわたって行われるオファーの最小数と最大数を設定します。つまり、PCT 内の最初の推奨日と最後の推奨日の間ということです。0 という値を使用すると、スライディング・ウィンドウは使用されません。最適化期間全体が 1 つの時間枠と見なされます。さらに、コンタクト履歴は考慮されません。

オファー/オファー・リストについて

  • 「任意のオファー」は、すべてのオファーに適用されます。
  • Offer/offer list は、ルールを、ユーザーが選択した特定のオファーまたはオファー・リストに限定します。
  • Offer Versions は、ルールを、ユーザーが照会ビルダーで指定したオファー属性を持つオファー・バージョンに限定します。オファー・バージョンは、ルールのスコープを決めて、パラメーター化されたオファー属性を使用して定義された特定のオファー・バージョンのみにそのルールを適用するときに使用します。

範囲:

  • 最小」で、送信されるオファーの最小数を指定できます。Contact Optimization は、制約を前提として、可能であれば少なくともこの数のオファーが送信されるようにオファーを最適化します。

    注: この最小基準は満たすことができない可能性があります。

    例えば、最小 10,000 のオファー X が送信されなければならないと指定したルールがあるとします。以下のいずれか状況の場合は、この最小基準を満たすことができません。

    • PCT に含まれるコンタクト数が 10,000 より少ない。
    • オファーに適合する 10,000 コンタクトが PCT 内にない。 例えば、コンタクトが「A と B を共に送らない」ルールで制限されている場合など。

    Contact Optimization は、制約を前提として、可能な限り多くのオファーを提供します。

  • 「最大」で、送信されるオファーの最大数を指定できます。この数は、指定された期間中に Contact Optimization で許可される、このタイプの特定のオファー/チャネルまたはオファー・リスト/チャネルの組み合わせの最大数です。

「最小/最大オファー数キャパシティー」ルールの保存

ルール・ページで「ルール例外」を追加、編集、または削除しようとする場合は、まずルールを保存 しなければなりません。

  • 「保存」。このルールを保存します。ルール・ページは開いたままになります。このオプションは、ルール例外を追加または編集しようとするときに使用します。
  • 「保存して戻る」。このルールを保存して、ルール・サマリー・ページに 戻ります。
  • 「元に戻す」。変更を取り消して、前回保存されたルールのバージョンに戻します。このアクションでは、 ルール例外への変更は取り消されません。
  • キャンセル。変更内容を保存せず、 ルール・サマリー・ページに戻ります。このアクションでは、 ルール例外への変更は取り消されません。

ルール例外は、別のダイアログで保存されます。「ルール例外の追加」ダイアログで「保存」を クリックすると、ルール・ページでどのような保存アクションを行ったかに関係なく、これらの変更がルールに保存されます。

「最小/最大オファー数キャパシティー」ルールの例

「チャネルからのオファーの総数: テレマーケティング 期間経過: 1 日 オファー/オファー・リストについて: 任意のオファー 範囲: 最小 0 および最大 3,000。」このルールは、最適化済みコンタクト・リスト内のテレマーケティング・コールの数を、1 日当たり 3,000 までに制限します。

「チャネルからのオファーの総数: 任意のチャネル 期間経過: 30 日 オファー/オファー・リストについて: プラチナ・カード 範囲: 最小 0 および最大 50,000。」このルールは、最適化済みコンタクト・リスト内のプラチナ・カード・オファーの数を、30 日周期ごとに 50,000 までに制限します。

「チャネルからのオファーの総数: テレマーケティング 期間経過: 7 日 オファー/オファー・リストについて: プラチナ・カード 範囲: 最小 5000 および最大 15000。」このルールにより、Contact Optimization は 7 日間周期ごとに少なくとも 5000 以上 15,000 以下のプラチナ・カードのテレマーケティング・コールを最適化済みコンタクト・リストに含めます。

「チャネルからのオファーの総数: 任意のチャネル 期間経過: 30 日 オファー/オファー・リストについて: オファー・バージョン: 全値引き = 6 範囲: 最小 0 および最大 2000。」このルールは、オファー・パラメーターの値引きが 6 に等しいオファーの数を制限します。 オファー・パラメーターの値引きが 6 に等しくないオファーは制限されません。

「チャネルからのオファーの総数: 任意のチャネル 期間経過: 30 日 オファー/オファー・リストについて: オファー・バージョン: 任意の

  • 出荷方法 = ファースト・クラス便
  • 出荷方法 = エクスプレス便で配送

範囲: 最小 0 および最大 600。」このルールでは、オファー・パラメーター「出荷方法」が「ファースト・クラスで配送」または「エクスプレス便で配送」に等しいオファーの数が制限されます。「夜間便」や「優先配送」など、その他の出荷方法は制限されません。