最適化ルールのオファー・バージョン

特定の最適化ルールを使用して、ルール定義の一環としてオファー・バージョンを指定できます。このフィーチャーにより、特定のルールが適用されるオファー・バージョンの正確なセットを判別する照会を作成できます。

例えば、「ゴールド・クレジット・カード」オファーをパラメーター化された「go_to_interest」という属性と共に保持しているとします。ルールを任意のバージョンの「ゴールド・クレジット・カード」オファーに適用するのではなく、 「go_to_interest」レートが現行のプライム・レートを下回るこのオファーのバージョンに対してのみ適用するとします。任意のオファー属性に基づいて照会を作成し、そのルールの有効範囲に含まれるオファーのバージョンを正確に指定することができます。例えば、go_to_interest < 5 のように指定します。

オファー・バージョンは、パラメーター化されたオファー属性を使用して作成される 1 つのオファーの一意のインスタンスです。パラメーター化されたオファー属性とは、オファーがマーケティング・キャンペーンで使用される際に、ユーザーが一意の値を指定できるオファー属性のことを指します。オファー属性の一意の順列それぞれが、オファー・バージョンを作成します。例えば、「ゴールド・クレジット・カード」オファーには「promo interest (プロモーション金利)」レートと「go to interest (通常金利)」レートという 2 つのパラメーター化オファー属性があります。最初のオファー属性の値は 0% または 2.9% に、後のオファー属性の値は 18.9% または 21.9% にすることができます。作成されるオファー・バージョンは、以下に示すように合計で 4 つになります。

表 1. オファー・バージョンの例
Promo interest (プロモーション金利) Go to interest (通常金利)
0% 18.9%
0% 21.9%
2.9% 18.9%
2.9% 21.9%

次に、任意の 30 日期間中に、企業が配信する 0% 金利プロモーション・レート・オファーの数を制限するルールを作成できます。非パラメーター化されたオファー属性の値は、オファーの一環として事前定義されています。

例えば、Campaign 管理者が、 オファー・テンプレートに「カードの種類」という名前のパラメーター化されたオファー属性を作成するとします。ユーザーは、Campaign 内 (例えば、「プロセスの最適化」内) のセルにオファーを割り当てるときに、オファー属性の値を指定します。この値は、「ゴールド」や「シルバー」など、意味のある値です。

Contact Optimization の特定のルールでは、 次にこれらのオファー・バージョンを検索できます。例えば、有効範囲に種類「ゴールド」(カードの種類=ゴールド) であるすべてのフィールドを含む「顧客」ルールを作成できます。オファー・バージョンの照会ビルダーを使用して、ルールにオファー・バージョンを含めることができます。オファー・バージョンの照会ビルダーを使用すると、ルールが適用されるオファー属性の値を選択できます。