バージョンによる SOAP API の変更

このトピックは、現在IBM® Campaign SOAP API を使用しているお客様に、変更点を示すことが目的です。以前のバージョンからアップグレードした場合は、次の情報を確認して、アプリケーション・コードを変更する必要があるかどうかを判断してください。

バージョンと後方互換性

CampaignServices API の将来のバージョンは、以前のバージョンで同じメジャー・バージョン番号を共有するすべてのマイナー・リリースやメンテナンス・リリースとの互換性を持ちます。ただし、IBM は、 「ドット・ゼロ」(x.0) のメジャー・リリースで以前のバージョンとの互換性を中断する権利を保有します。

次のいずれかの変更が行われた場合に、API のメジャー・バージョン番号が増分します。
  • データの変換処理の変更
  • ビジネス・ロジックつまりサービス・メソッドの機能の変更
  • メソッドのパラメーターまたは戻りの型 (またはその両方) の変更
API のマイナー・バージョン番号は、次のいずれかの変更がなされた場合に増加します。
  • 新規メソッドの追加
  • 新しいデータ型が追加され、その使用が新しいメソッドに限定される場合
  • 列挙型への新しい型の追加
  • 新しいバージョンのインターフェースの定義

IBM は公開された WSDL、SOAP クライアント、 および SOAP オファーの実装に使用される Apache Axis のバージョンのサポートを、 少なくとも IBM の次のメジャー・リリースまで続けます。実際には、これは複数のバージョン固有の Web サービスを同時にサポートすることにより実現されます。(IBM は、このサービスの複数のバージョンを既に内部的にサポートしています。)

v9.1.2 の変更点

v9.1.2 のバージョンでは API の変更はありません。

注: v9.1.2 では、このガイドで説明する SOAP API に加えて REST API が導入されました。REST API については、別の箇所で説明します。

v9.1.1 の変更点

stopFlowchart に新しい入力パラメーターの runId が含まれ、クラスター化リスナー環境をサポートするようになりました。

v9.1 の変更点

バージョン 9.1 では API の変更はありません。

v9.0 の変更点

バージョン 9.0 では API の変更はありません。

v8.6 の変更点

v8.6 では次の API の変更が実装されました。

  • SOAP エンジンが、AXIS バージョン 1.4.1 から AXIS2 1.5.2 にアップグレードされました。
  • WSDL が、必須/オプションのパラメーターを処理する際の問題に対応するように再構成されました。
  • Client API .jar ファイルは、WSDL が変更されたため変更されました。結果として、生成されるスタブおよびクラスが変更されました。Client API メソッドのパラメーターは変更されていませんが、AXIS2 WSDL2Java コンバーターの使用のために、サポートする値オブジェクトのコンストラクターが変更されました。
  • Web サービス URL は、次の場所を指します。

    http://<host>:<port>/Campaign/services/CampaignServices30Service

    また、対応する WSDL は次の場所から取得できます。

    http://<host>:<port>/Campaign/services/CampaignServices30Service?wsdl

IBM Campaign バージョン 8.6 以上にアップグレードしており、現在 Campaign Services API を使用している場合は、アプリケーション・コードを変更してください。

詳しくは、Client API または WSDL のどちらを使用するかに応じて、以下のセクションを参照してください。