クラスター化リスナーの共有ネットワーク・ロケーション: campaignSharedHome
IBM® Campaign のクラスター化リスナー構成は、クラスター内のすべてのリスナーが特定のファイルおよびフォルダーを共有し、それらにアクセスできることを必要とします。したがって、共有ファイル・システムを設定しなければなりません。
要件
- 共通域は、リスナー・クラスター内の他のすべてのマシンがアクセスできるマシンまたはロケーションのいずれであっても構いません。
- クラスター内の各リスナーは、共有ファイルおよびフォルダーに対するフルアクセス権限を保持している必要があります。
- ベスト・プラクティスは、すべてのリスナーを同じネットワークに配置し、そのネットワークに共有ホームも配置し、待ち時間の問題を回避することです。
- 単一障害点を回避するには、共有ファイル・システムで、ミラーリングされた RAID またはそれに相当する冗長メソッドを使用します。
- 単一リスナー構成をインストールする場合、将来リスナー・クラスターを実装することが決定しているときには、共有ファイル・システムがベスト・プラクティスになります。
共有ファイルおよびフォルダー
クラスター化構成では、すべてのリスナーが以下に示すフォルダー構造を共有します。共有ロケーション (<campaignSharedHome>) はインストール時に指定され、「Campaign|campaignClustering|campaignSharedHome」で構成可能です。共有パーティションには、すべてのログ、キャンペーン、テンプレート、およびその他のファイルが含まれます。
campaignSharedHome
|--->/conf
|------> activeSessions.udb
|------> deadSessions.udb
|------> etc.
|--->/logs
|------> masterlistener.log
|------> etc.
|--->/partitions
|------> partition[n]
|----------> {similar to <Campaign_home> partition folder structure}
共有されないファイルおよびフォルダー
各 IBM Campaign リスナーは、<Campaign_home> 下に、共有されない一連のフォルダーおよびファイルを持ちます。Campaign_home は、IBM Campaign アプリケーションのインストール・ディレクトリーを表す環境変数です。この変数は、cmpServer.bat (Windows) または rc.unica_ac.sh (UNIX) で設定されます。パーティションはローカル・リスナーに固有です。各ローカル・パーティション・フォルダーには、フローチャート実行中の一時ファイル用の tmp フォルダーと、テーブル・マネージャーのキャッシュ・ファイル用の conf フォルダーが含まれます。
Campaign_home
|--->/conf
|------> config.xml
|------> unica_aclsnr.pid
|------> unica_aclsnr.udb
|------> etc.
|--->/logs
|------> unica_aclsnr.log
|------> etc.
|--->/partitions
|------> partition[n]
|---------->/tmp
|---------->/conf
|---------->{other files specific to the partition}